書籍の詳細

欲望渦巻くテレビ界。その片隅で倒産寸前の芸能事務所に、ひとりの謎の女が現れた。彼女の名は天宮詩織。北海道のFM局でアナウンサーをしていたが、テレビの世界で実力を試したいと考えて上京し、事務所社長の鯨岡平助と会う。だが、かつてはアイドルを多数輩出し、芸能界で敏腕を発揮した鯨岡も、今は所属タレントに見放され、借金取りに追われていて…。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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電波の城のレビュー一覧

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    最近、細野不二彦さんの作品を三作(『ギャラリーフェイク』『ダブルフェイス』『電波の城』)続けて読破しました。
    三作とも大変面白かったのですが、自分が一番面白かったのはこの『電波の城』でした!
    北海道のFM局の美人ラジオパーソナリティーが、TVの世界でトップを取るべく、手を尽くして駆け上がろうとするお話です。
    作中で報道・番組制作・TV局・政治・芸能事務所・格闘技界などの様々な問題点を突いているのですが、モチーフの分かる話も多くってリアルな感じがしました。
    物語の中盤からは、主人公がどうか幸せな人生を送れますようにってドキドキしながらページをめくっていて手を止めれず、読み終えるまでは寝不足の日々…
    終盤は謎の残っていた部分もしっかり解消し、きっちりと終わるのですが、もうちょっと引っ張って終わってもよかったんじゃないかな〜って感じるくらいスパッと終わっちゃいます。
    これはこれで激動のクライマックスにあったスピード感が出ているのですが、作中の別のキャラの視点などで書かれた後日譚などがあれば読みたいですね。
    いや〜、良い作品でした!
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    投稿日:2016年10月02日