書籍の詳細

なじみ深いわりにあまり知られることのなかったモンゴルの民族性を理解するために著されたが、その神話・伝説・民話に章が大きく割かれている貴重な文献。国造り神話の他、蒙古相僕と怪力ゴッホ・トブーの話など興味深い民話を収録。

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モンゴル国ものがたり 神話と伝説と挿話とのレビュー一覧

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  • なぜ相撲界は「モンゴル出身横綱の世界」になったのか。相撲ファンであるとなかろうと多くの日本人が疑問に思っているのではないでしょうか。そもそも「モンゴル」とはどんなところなのか。どのような歴史をもっているのか。こうした疑問に答えられる日本人はそう多くはないと思います。モンゴルと聞いて、横綱二人のほかに頭に浮かぶのはジンギス・カンの名前くらいというのが平均的な日本人のモンゴル認識ではないでしょうか。本書はそんな私たちがモンゴルを理解する上で欠かせない入門書といっていいでしょう。元版の発行が1972年で、その後1992年にソ連東欧圏崩壊の影響を受ける形でモンゴル人民共和国(社会主義国家)からモンゴル国へと体制変換がなされたとはいっても、モンゴル帝国の歴史や文化を「天孫降臨」の神話から説き起こし、ジンギス・カンによる大モンゴル帝国の時代の読み方へと論を進めていく本書の今日的意義をそこなうものではない。第2次世界大戦後モンゴルで2年間の捕虜生活を体験し、戦後は日本モンゴル協会会員として両国の交流に努めてきた文学者による中央アジア遊牧の民、ジンギス・カンの末裔たちの過去と現在を知るための好著です。(2009/12/4)
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    投稿日:2009年12月04日