眼科ケア　眼科領域の医療・看護専門誌　第１４巻１２号（２０１２－１２）

【この商品は紙の出版物を、記事単位・論文単位に分割して、電子書籍として配信しています。】症例解説眼瞼内反（症）は瞼板内外のバランスが崩れ、睫毛が眼球側に傾いた状態をいいます。そのため睫毛が角膜を刺激し、角膜上皮障害により流涙、羞明、充血、視力低下などの症状を呈します。小児の睫毛内反、加齢眼瞼内反などが多いです。そのほか、炎症、外傷、熱傷などによる瘢痕性眼瞼内反、バセドウ病などに続発する眼瞼後退による眼瞼内反などがあります。内反が持続し、角膜上皮障害が重篤で慢性化したことで、視力障害をきたす場合は手術の適応となります。

※本作品は2018年4月27日で販売を終了いたします。