書籍の詳細

日本一周駅弁の旅を終えた大介は、気掛かりだった被災地の駅弁業者を激励するため、東北再訪の旅へ――。原発に近い福島県・原ノ町や石巻、気仙沼、宮古、久慈などの三陸海岸沿いを訪れた大介は現実の厳しさに打ちひしがれながらも、現地の人達との交流で希望を見出す。前を向き、力強く生きる東北の駅弁・鉄道業者の姿を描く「がんばっぺ東北編」!!

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駅弁ひとり旅 がんばっぺ東北編のレビュー一覧

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  • 旅情と味覚を十二分に堪能させてくれる人気コミック『駅弁ひとり旅』(監修:櫻井寛 作画:はやせ淳)の主人公・中原大介が大震災で被害を受けた駅弁業者を励まそうと、東北沿岸部を訪ね歩く『駅弁ひとり旅 がんばっぺ東北編』。表紙に描かれた、大介のどことなく切なげな表情に表れているように、震災の爪あとに衝撃を受けて動揺する場面が少なからず登場します。以前、風光明媚な景色につつまれて頬張ったお目当てのお弁当が販売されていないばかりか、駅そのものが無くなったりしているのですから、ショックを受けるのは当然かもしれません。励ましに来たはずなのに、逆に地元の人に元気づけられているようなカットもあります。でも、ほとんどの店主は大介が訪れてくれたことに感動してくれ、旅の目的は達せられているようです。中でもアワビが手に入らないからと、駅弁を諦めた料理屋の女将のもてなしは感動的です。大介の来訪を喜んだ女将が、カニやイクラ等海の幸満載の宮古駅の駅弁をわざわざ作ってくれるのですが、胸がジーンと熱くなりました。この辺が、東北の人らしい心遣いなんだと思います。心が折れてしまいそうな状況でも、地元の人々が前向きに生きる姿に心打たれる本です。蛇足ですが、本書の最後に大介が乗る磐越東線は、私が高校通学に利用していた電車です。描き文字の「ガタッコトッ」に当時の情景がまざまざと蘇りました。今度帰ったら、郡山駅で「福島牛牛めし」買って食うべ!!(2012/7/17)
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    投稿日:2012年07月17日