書籍の詳細

惑星ラフナスに人類が移住して数百年が過ぎていた。天然の反重力物質「ラフナ」にあふれているこの星の人間は、いつしかラフナを体内にとりこみ、空を自由に舞う力を手に入れていた。そしてある日、岩河(ストリーム)の調査に村にやってきた強い力場を持つ女・リマと、体内にラフナを持たない、飛べない「先祖帰り」の男・ラギが出会ったとき、物語は動き始める…!!異世界の魅力あふれる自然とその猛威、そして男女の恋愛を描く本格SF物語、ついに発進!!

総合評価
3.0 レビュー総数:2件
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ラフナスのレビュー一覧

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  • 全2巻なので気軽に読めるSFロマン
    「ラフナ」という反重力物質が支配するラフナスという惑星を舞台に、環境に合わせ飛べるように進化した人々と突然変異の先祖返りで旧人類同様飛べない主人公の人間模様を描いた物語です。
    私は普段からSF作品が好きで旧作新作問わずよく読むため、展開が多少強引だったり説明不足な場面があっても過去に読んだ作品の設定を参考にしながら勝手に脳内補完しつつ読み進めましたが、全体的に設定というか世界観がいまいち分かりにくい所があります。
    何から何まではっきりと説明する必要はないかと思いますが、微妙な細かい部分の説明や描写は多い割に一番面白そうな本筋部分の世界観の説明はあっさりしていて雰囲気で感じ取る程度なのが少し残念に思いました。
    そしてそれはSFロマンのロマンス部分、つまり恋愛描写に重きを置いているからなのかといえばそうでもありません。恋愛要素はありますがストーリー展開の勢いついでのような感じでドラマティックであるものの感情移入はしづらく感じました。
    良くも悪くもSF部分と恋愛模様が均等に描かれている為にどっちつかずで薄め合ってしまったような印象ですが、全2巻・約350ページ程度という短さの中でメインキャラのバックボーンにも触れつつ恋愛しつつ人々の生活様式を描きアクシデントに立ち向かった上で余韻を残しつつ話をまとめるのはすごいと思います。世界観は好きだったので同じテーマでじっくりと長編で読んでみたいとも思いました。
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    投稿日:2017年07月15日
  • ラフナス
    反重力物質「ラフナ」を体内に取り込み、空を舞う力を得た類が住む惑星ラフナス。岩河(ストリーム)と呼ばれる恐ろしい自然現象に翻弄されながら、それでもたくましく生きるこの星人類の姿には原始の生命力が感じられる。逆境を切り拓くヒロイン・リマを始め、昨今珍しいくらいに前向きでたくましいエネルギーを感じる登場人物たちも魅力。「天顕祭」以降、本格的なSF要素を盛り込みつつ、人類の手出しできない自然・超常現象との共存を真っ正面から描き続けている著者。次作も楽しみです。
    投稿日:2015年08月28日