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隔絶された地で、死の影と戦いながら懸命に生きる少年たちの愛と勇気!!明日なき人類の行く末を警告する、SFロマン!!

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漂流教室〔文庫版〕のレビュー一覧

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  • ジャック・ホワイト曰く、赤と白の色の組み合わせは最も強烈でインパクトがあるそうです。その通りだなぁと思います。みなさんも身の周りにある『赤と白』を思い浮かべてみてください。思い浮かべましたか? コカ・コーラ。そうですね。赤と白の代表です。マールボロもそうですね。コカ・コーラに引けを取らない全世界共通の赤白アイコンです。キャンベルスープの缶も赤と白です。キットカット。その通りだと思います。ハブァブレイクです。KFCもそうですね。ソーグッドです。日本国内にも目を向けてみましょう。まずは日本国旗の日の丸が赤と白じゃないですか。紅白は古来から我が国におけるお祝いの色です。広島東洋カープも赤と白ですね。そんな感じで、挙げたらキリがないくらい、この世界は赤と白という色の組み合わせに満ちあふれています。さて今回ご紹介させていただきます作品は、漫画界を代表する赤と白、楳図かずお先生の『漂流教室』でございます。隔絶された世界で極限状態に追い詰められる子供たちは単純にとても可哀そうですが、描かれている環境はなんとなく社会の縮図のような気がします。そういえば、弊社eBookJapanのコーポ―レートカラーも赤と白を基調としています。いい意味でインパクトを大事に、頑張っていきたいと思います。
    • 参考になった 6
    投稿日:2015年01月20日
  • よく知られている作品なので、ここで声高に取り上げなくてもと思っていたのですが、意外と若い人には知られていないようですので、ご紹介します。楳図かずおの代表作『漂流教室』です。発表からすでに40年も経つ作品なので若い読者が知らなくても無理はないです。私だって掲載誌をリアルタイムで読んだわけではありません。今回、あらためて読み直して、作品がまったく風化してないことに仰天しました。お話は、ある日、主人公の小学生・高松翔を含めた児童と教師、総勢862名が校舎もとろもに忽然と消えてなくなるという設定です。消えた校舎と人々は砂漠を思わせる異空間に放り出されたように、孤立してしまうのですが、ここで小学生たちが繰り広げるサバイバルストーリーは読み始めたらもう目が離せなくなります。飲食物がないという危機的な状況でありながら異常気象や異形の動植物が迫ってくる大スペクタクルの連続は、こちらの方がノドがカラカラになりそうです。ですが、読んでいて一番恐ろしく感じたのは、人心の変わり様でした。「あのやさしい給食屋のおじさん」が豹変し、小学生を守るべき教師達がその役目を果たさないばかりか…、その一つひとつが現代社会で私達が直面している問題を見越して描かれているようです。もうひとつの見どころは翔の絶望的なピンチに、鋭いカンを持つ母が反応して必死にわが子を救おうとする場面です。わが身を挺して、なりふり構わずなんとかわが子を助け出そうとする母親の姿に胸が熱くなります。そんな絶望と希望の繰り返しが押し寄せる物語を、ラストまでどうぞお楽しみください。ちなみに、各巻ともに、700ページを超える大ボリュームです。(2012/7/31)
    • 参考になった 1
    投稿日:2012年07月31日