あさりよしとお

白泉社

ジャンル:青年マンガ

648円 (税別)

7ポイント獲得(1%)

eBookJapan発売日:2014年10月31日

なつのロケットの内容

シリーズ書籍一覧 1冊を配信中

なつのロケットの詳細

書店員のレビュー

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 夏は死にたくなります。世の青春くんたちが海にプールに青春しているのを想像すると、悔しくて仕事がはかどるのです。そんな社畜の夜、空を見上げればそこに星が。いやあ、月まで逃避したい
 『宇宙兄弟』『プラネテス』『MOONLIGHT MILE』『水惑星年代記』などなど、宇宙を目指す漫画に無条件であこがれを持ってしまいます。それがなぜか、自分でもよくわからないのですが、だれも見たことのないなにかを見たいというフロンティアスピリッツは、とても純粋なもののように思えるのです。
 『なつのロケット』は、少年たちのひと夏の冒険を描いた作品です。舞台は海沿いの街の小学校。実験を主人公の泰斗たちは、実践を旨とし、生徒に実験ばかり教えてくれる理科の藤根先生のことが大好きです。ただ、藤根先生の自由な教育方針は、一部父兄の不興をかってしまい、一学期で辞めることになってしまいます。泰斗たちは、藤根先生の教育の正しさを証明するために、自分たちだけでロケットを製作しようとするのですが…。
 泰斗が作ろうとするのは固体燃料ロケットです。液体燃料ロケットに比べて構造が簡単というのがその理由です。先生のために頑張ろうとする泰斗を影から見つめるのが、三浦という少年。
 三浦は陰気な性格で泰斗たちと性格もあいません。そんな三浦が、泰斗たちの作りかけの固体燃料ロケットを爆破させてしまいます。理由を説明しない三浦と対立する泰斗。そして、泰斗以外のメンバーは三浦が作りかけの液体燃料ロケットの製作に参加し、泰斗は孤立していきます…。
 少年たちの和気あいあいとした青春ものではありません。むしろいがみ合いながら、それでも目的に向かって突き進んでいくというハードな物語です。そこには、“子供だから”という甘えはありません。
 「飛ばなくてもいいなんて考えて作ったロケットが飛ぶもんか!!」「『努力した』なんてのは卑怯者の言い訳だ」そんな思いを少年たちは叫ぶのです。
 少年でありながら、真剣に前に向かって突き進んだ先にあってもの、この物語の美しさは最終コマに全て込められているのです。
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ユーザーのレビュー

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匿名希望

(2.0)

投稿日:2017年08月11日

小学生が無許可でロケット打ち上げ ネタバレあり

小学生がロケットを打ち上げる設定自体はかまいませんが、せめて許可を取り付けてから、打ち上げてほしかったです。現に劇中でもロケットの落下物で被害が出ていますし、彼らが何のお咎めもなかったのはあまりにも虫が良すぎます。
大半の登場人物は気に入っておりますが、身勝手な主人公と職権乱用でロケットの授業を押し付ける先生だけは不満でした。むしろロケット授業に批判的な嫌味だが素直なキャラの上野の方がまだ共感できました。あのロケットの授業、興味がある子供にとっては楽しいでしょうが、興味のない子供にとっては先生のいう「他人にやらされている事だけをやっている」ことに過ぎなかったのでは? まだ任意で参加する部活動の形にした方が無難だったと思うのですが。
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