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病理医とは、直接患者と会うことなく病気の原因を調べ診断を下す医者だ。同僚の医師は岸京一郎についてこう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と。利発で人気者の患児・ハルが荘望会に帰還した。彼は末期癌であることを知らされていない。残酷でも真実をハルに伝えたいと願う臨床医達の熱が、岸の古傷を刺激する!

総合評価
5.0 レビュー総数:6件
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フラジャイル 病理医岸京一郎の所見のレビュー一覧

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  • 岸先生、二次元から出てきてください!
    僕らが病院へ行くと、検査をすることがあります。
    レントゲンだったり、血液検査だったり、いろいろな検査があります。
    その検査って、誰がしてるのでしょうか。
     
    レントゲンは、診療放射線技師の撮影の腕の見せ所であり、
    そこから診断する放射線科医という専門医がいます。
    でも、血液からいろいろな分析をして、結果から予測する“専門医”は、僕らは会うことがありません。
     
    彼ら、専門医の名前は“病理医”。
    僕らと相対する病院の先生は、病理の先生から受け取った結果から予測して診察をします。
    病理の先生から上がってきた結果をそのまま見たことがありますが、すごいのなんの。
    それが漫画の世界に登場するなんて、また驚いたのなんの。
     
    この漫画に登場する岸先生は、病理のプロフェッショナル。
    いや、プロフェッショナルというよりは、鬼…鬼のような…恐ろしい生き物というか…あまり近寄りたくないというか…
    でもこんな人がいてくれる病院に行きたい!というジレンマ。
     
     
    この漫画のキーワードは、
    医者の医者、病理医、病院内の連携、岸先生怖い、病院経営、病理医不足
    名医が外科医ではない病院漫画、
    おすすめです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月23日
  • とっても面白かった
    普通医療漫画と聞くと「ブラックジャック」とか「スーパードクターK」などを連想するンですが、此方は黒子(くろこ)・裏方・縁の下の力持ち的な立場の「医者ではない医療従事の先生」が主人公です。

    某国営放送で週1でやっている「ドクターG」みたいな。
    刑事ドラマだと鑑識係とか。

    僅かな手がかりを探り、患者の現状やこれからの方針を突き詰めていく姿は、なんか推理小説を読んでいるようなゾクゾク感があります。

    5巻まで読んで感じたのはコレは「医療ドラマ」ではなくて医療版「中禅寺秋彦」だよ!

    これからどうなっていくか楽しみです。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年03月05日
  • フラジャイル
    「生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師」=病理医。「各診療科の医師は、病理医の鑑別をもとに診断を確定させたり治療の効果をはかる」という極めて重要な専門医なのです。と聞くと難しそうですよね。でもご安心ください。主人公岸京一郎は極めて優秀なるも、人相悪く口も悪く、己が職務に忠実なゆえに組織との軋轢を怖れず、喧嘩も辞さない魅惑的な男。つまり岸を見ていれば飽きることなく病理医と周辺の濃密な人間ドラマを堪能できるのです。(カッコ内は雑誌掲載時の作品欄外から)
    投稿日:2015年08月28日
  • フラジャイル
    ホントは褒めたくないんです、この漫画。だって会社の同期がやってるもんだもん…(俺は小さい男です)。でも面白い!これだけたくさんの医療漫画がある中で病理学なんて新しい光の当て方があったなんて!そしてキャラが面白い!主人公の岸京一郎始め全員のキャラが最初から立ちまくり。地味に凄いです、コレ。野球の世界ではすべての面で優れている選手のことを5ツールプレイヤーと呼びますが、漫画界の5ツールプレイヤーは間違いなくこの漫画です!面白いよ、そして悔しい…!!
    投稿日:2015年08月28日
  • 匿名希望
    面白いし現実に近い!
    医療に関わりがある人だけど、もともと病理に興味があったからこの漫画を読んでみました。このジャンルの漫画はだいたい劇的になりすぎて自分的に面白くないけど、この作品は現場を結構現実的に描いてます。それなのに面白いだからすごいとしかいいようがありません!本当におすすめです!
    • 参考になった 5
    投稿日:2015年03月04日
  •  考えてみれば、『ブラック・ジャック』『スーパードクターK』はじめ、医療漫画といえば外科医が主人公な作品ばかり。確かに、ドラマ性や派手さを考えれば外科医が選択されるのは納得です。だからといって、他の科を題材にした漫画が面白くないわけではないのです『フラジャイル』は普段あまり聞いたことがない病理医を主人公にした漫画なのです。
     『フラジャイル』で描かれる病理医(私の病理医に関する知識は海外ドラマ『Dr.HOUSE』で止まっています)は、完全なる黒子です。病院内の各科から送られてきた血液や細胞を分析し評価するというお仕事です。この検体からどう判断できるかという情報を渡すだけで、実際に診断を決めるのは臨床医。病理医が患者と会うことはありません。
     裏方だからこそ発見できる真実、組織のしがらみから離れて行動し、病気の原因を見定める…。その病理医のカッコイイ姿を体現するのが岸先生です。誰もが優秀と一目おきながら、誰もが煙たがる。臨床医のボケた診断に強く噛み付き不遜な態度を崩さない。その姿勢を支えるのは彼の並外れた能力です。患者を顔を突き合わせる臨床医が何の病気がわからず不安なとき、その支えと成るのが彼の能力なのです。
     安楽椅子探偵のような推理、複雑な院内政治、そして医療に従事するそれぞれの思い入れが複雑にからまった上質のドラマが展開されているのです。
    • 参考になった 10
    投稿日:2015年01月16日