書籍の詳細

時は幕末。旗本の家に生まれた宇津木兵馬は、ロシアに留学もした若き幕軍の将校。兵馬は留学先でロシア人女性と恋に落ち、子供を授かる。一方、薩摩の島田新八郎も同時期にロシアに留学、彼の地で兵馬と友情を結び、その時代としては破天荒とも言える兵馬の恋愛に理解を示し援助していた。だが戊辰戦争が勃発、2人は帰国後理想を異にし、戦う運命に…。幕末という時代に生きた人々の心の在り方を、巨大な構図のもとに描き出す巨編開幕!

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兵馬の旗のレビュー一覧

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  • 少しばかり気が早いですが、2013年の大河ドラマ『八重の桜』は「幕末のジャンヌダルク」こと会津藩出身の新島八重の生涯を描きます。戊辰戦争時には男装して戦闘に加わったという、まさに劇画から飛び出したような人物。非情に楽しみです!! 現在「ビッグコミック」に連載の『兵馬の旗』(かわぐちかいじ 協力: 惠谷治)も舞台は幕末の戊辰戦争。主人公の宇津木兵馬は幕軍として銃を取るのですが、敵となる薩摩の軍に恩人ともいうべき新田新八郎がいて、二人の運命の交錯がみものです。第1巻の冒頭からハイライトシーンの連続で、この作品の虜にさせられました。とりわけ、この巻で会津・桑名・新選組の旧幕府軍が淀堤に背水の陣を組んでいたところに、薩摩軍に世に有名な「錦の御旗」が掲げられるシーンは圧巻です。ついこの間まで諸藩大名のトップとして君臨していた徳川家旧幕府軍がなぜ負けたのか、勝負時の人の心の動きをこれほど鮮明に描いた作品は少ないと思います。そして、肝心の兵馬と新八郎なのですが…、第2巻がどうなるのか気になって仕方がないラストのくくりです。いやあ、またまた幕末がマイブームになってしまいました。(2012/7/3)
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    投稿日:2012年07月03日