書籍の詳細

国民に生命の価値を再認識させることを目的として制定された法律「国家繁栄維持法」。この法律の名のもと、1000人に1人の確率で国民に注入される特殊カプセルは、対象者が18~24歳の期間に破裂し、その者の命を奪う。そして、そんな「死」の24時間前に対象者のもとへと届く死亡予告証こそが、通称“逝き紙(イキガミ)”と呼ばれる一枚のカードである。武蔵川区の“イキガミ”配達員・藤本賢吾が、今回届ける対象者は…!?

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イキガミのレビュー一覧

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  • 余命一年。こう告げられたら、私は一日中ダラダラ寝て過ごしたあの日を悔み続けるだろう。やり残した事、やりたい事、会いたい人、想いを告げたい人をおそらくリストにして日数を逆算し、綿密に計画を立てて出掛ける準備をする。それを達成した日からは一分一秒をかみしめながら好きなものでも食べて残りを穏やかに過ごすのかもしれない。お金の心配なんてしないで気の向くままに旅行でもして、開き直ったように人にフレンドリーになってみたりするのだろう。でもそれは残り時間が一年だった場合。残り一日だとしたら?おそらく私は嘆き悲しみ、ごめんなさいと言うことくらいしかできない気がする。24時間はあまりにも短い。ここに、それぞれの24時間の物語がある。
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    投稿日:2012年05月11日