書籍の詳細

東京の街に突然現れた怪ロボット。少年探偵・金田正太郎は、戦争中に日本陸軍が開発したロボット兵器「鉄人28号」の謎に迫る。大ヒット作『鉄人28号』の初単行本を2色カラーページも含めて完全復刻したシリーズ第1弾。※巻末解説は『人造人間夜話』(中野晴行)のみ収録しています。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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長編探偵漫画版 鉄人28号のレビュー一覧

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    友達の多くが「鉄腕アトム」へ行くなか、最初からイチオシだったのが「鉄人28号」です。
    別に「アトム」を評価しなかったわけじゃなく、手塚治虫の偉大さは重々感じておりましたが、しかし「鉄人」は、俺がひいきをしなきゃ、という気を起こさせたのです(笑)。
    登場からして、アンコントロールの不気味さが良かった。
    のちに正太郎少年が操縦器を操り、鉄人を制御するようになりますが、それではあまりドキドキ感が出ません。
    だから、28号の真骨頂は自律性にこそあり、と思わせます。
    正太郎少年は、典型的な少年マンガの主人公であり、齢をとらないし出自も家族も描かれない。コナンみたいな、齢をとらないことの理屈付けも必要ない。
    だから、過去の映画化で、正太郎少年の鉄人操縦修行の成長物語り、というコンセプトを採ったものは、ことごとく失敗しています。
    村雨兄弟という、暗黒街の住人なのに陰影がくっきり描かれたリアルな人間像が出て来たりするあたりも、なかなか一筋縄ではいかない。
    また、KKK(クー・クラックス・クラン)をモデルにした秘密結社が登場して、小学生を社会性に目覚めさせてくれたのも、「鉄人」のお陰です。
    科学考証なんぞをすれば、多くの瑕疵が見つかるでしょうが、しかし、それは「鉄人28号」の正しい鑑賞の仕方ではありません(笑)。
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    投稿日:2016年03月23日