書籍の詳細

ジャーナリストの父親と、首都で二人暮らしをしていたナナリ。父親が戦地に取材に行く事になり、一時的に親戚の家に身を寄せることになった。明るい性格ですぐに友達もたくさん出来たナナリ。ところが、父親が戦地で爆撃に巻き込まれて亡くなってしまい、ナナリは親戚に負担をかけないように「物々交換」を始めるようになる。彼女をひそかに想っている親戚の息子・イオは、それを止められない自分をふがいなく思っていたが、やがてその村の若者にも召集令状が来るようになり、イオは「自分がナナリのために出来ること」に気がつく…。河合二葉先生の人気作「世界の果ての十七歳」シリーズ4話全話収録。

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
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世界の果ての十七歳のレビュー一覧

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  • 匿名希望
    向日葵のような
    父や恋人、友人、大切な男たちを戦場に持っていかれた女たちの物語。主人公の女の子のしなやかな強さたくましさが、まぶしくて読後感のよい作品。反戦漫画といってもいい。戦争の悲惨さを描くというより、そんな状況下にも負けない女の底力は、向日葵のようだ。エロも満載なんだけど、淫靡な感じはない。明るくて健やかなエロ?「風と共に去りぬ」という名作映画のラストシーンをほうふつとさせるよ。これは文学だね。
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    投稿日:2015年08月29日