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少年は、音の中で世界と語る――。『隠(なばり)の王』鎌谷悠希の新作は、合唱群像!天使の歌声“ボーイソプラノ”を持つ少年・蒼井由多香(あおい・ゆたか)。音に対して繊細で感受性豊かな彼は、中学校入学と同時に合唱部に入部。ゆたかの声に触発されて、部員たちはコンクールの金賞を目指す――。「学校」という舞台で少年少女が紡ぎだす、失われゆく日々のハーモニー。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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少年ノート Days of Evanescenceのレビュー一覧

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  • 元気が出る漫画
    ボーイソプラノ。
    少年期の、ほんのすこしの間しかなくて、失われることが確定している音。
    その美しい音色を奏でる、音が、歌が好きでそれゆえに敏感な少年、ゆたかが合唱部に入部したことで、部が動き出す物語です。
    ソロの声で歌うのとは違う、合唱というものに苦労する部員たちや、
    触発されてより美しいハーモニーを創りだそうとする部員たちの青春が、
    ほわっとしたタッチで描かれていてどこか幻想的です。
    この時期ゆえの悩みがたくさん詰まっていて、
    大人になってしまった今ならとても簡単に出せる答えを、
    彼らが模索している姿に切なさや、格好良さ、色々なものを感じます。
    ほんわかしているのにギュッと心を掴んでくる言葉や、繊細な表現がまた素敵で、絵にとてもあったストーリーだなあとも。
    本から音が聞こえてきそうな世界を是非。
    この作品のキーワードは
    思春期・将来・進路・夢・優しさの厳しさ・ふんわり・合唱とソロとデュオ
    かな…?
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    投稿日:2016年04月21日