愚者の皮 (下)

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交通事故と整形手術の失敗で、美しさを失ったあよ。醜くなった自分を捨てた夫・英馬に、本当の愛を教えるため、街から街へと彷徨い歩くあよの、次なる運命とは――?自らの中に生き続ける美しかった頃のあよだけを求め、次なる地へと足を運ぶ夫・英馬。そんな英馬の後を追い、自分達がたどり着けなかった、理想の夫婦の形を求め、あよは次なる場所へと向かった――。夫婦の愛の形を問う、珠玉の問題作!

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交通事故と整形手術の失敗で、美しさを失ったあよ。醜くなった自分を捨てた夫・英馬に、本当の愛を教えるため、街から街へと彷徨い歩くあよの、次なる運命とは――?自らの中に生き続ける美しかった頃のあよだけを求め、次なる地へと足を運ぶ夫・英馬。そんな英馬の後を追い、自分達がたどり着けなかった、理想の夫婦の形を求め、あよは次なる場所へと向かった――。夫婦の愛の形を問う、珠玉の問題作!

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(4.0)

投稿日:2016年12月31日

美しさとは?愛とは?を問いかける衝撃的な一作

「人は見た目で判断してはならない」とか、恋愛・結婚においては「外見より内面のほうが大事」とか、みんな建前としては口にはするけど、本当は大前提としてやはり見た目の良さ・美しさを求めてしまうというのは誰しもあることだと思う。
美人と十人並みの違いくらいならまだしも、明らかに“醜い”顔になってしまったら?
作品冒頭の一文「幸福と不幸を分かつものは、ただひと張の薄皮のみである」が投げ掛ける、本質的な問いかけ。
美人な妻としてちやほやしてくれた旦那が、交通事故とその後のずさんな整形手術のために“醜い”顔になってしまった途端に、態度を一変させて自分を捨ててしまう。
醜くなったなった妻を捨てた件だけでなく、この後の話を読んでいってもこの旦那も大概酷い奴なのだが、仮に自分が同じ立場になって、妻が事故で顔が酷くなってしまったら、果たして本心から愛し続けられるだろうか?見た目で選んだわけではないと言いたいが、見た目が全くダメになってしまったら、変わらず内面を愛せるのだろうか?
建前なら何とでも言えるが、美しさとは?愛とは?を真剣に考えさせられる一作。
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