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お気楽「のほほんSF」最終巻。一歩間違ったら生命の危険が待っていたり、思春期少年の恋のかけはしになったりしながらも、すみちゃんとクタムの毎日は相も変わらずゆったりまったり。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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    ネタバレあり
    これは・・・
    「のほほんSF」というか、SFギャグ漫画というか、SFなのに、ゆるゆるの日常描写。
    ギャグ漫画としてもおもしろいんだが、SF設定がそこそこつじつまを合わせていて、その緩さとは対照的に、ギャグ漫画でありがちな、「あり得ない主人公の危機脱出、さすが漫画」的な物を排除している。

    なので、SF設定に対して、主人公とレギュラー的な登場キャラも特別扱いされず、エピソードの因果に、厳格に作品内のSFの設定が適用される。

    ゆるいストーリーのSFと言うだけで現実離れしているはずのに、なぜか、現実世界を舞台としたストーリー物よりリアル感があって、作品に引き込まれる。

    読み終わった後の後味は、あのSF超大作の、手塚治虫「火の鳥」に通じていると感じるのは私だけだろうか。

    登場人物の、緊張感の無いおちゃらけに笑いながらつきあっているうちに、科学の傲慢、宇宙に対する人間の小ささ、「自我の存在」の切なさ、を味わうことになる。

    久々の名作に出会えた。
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    投稿日:2014年07月18日