書籍の詳細

最愛の妻・容子が逝った……。特攻隊から復員した学生だった頃の奇跡的な出会い、文壇デビュー当時の秘話、取材旅行の数々、甦る人生の日々。そして衝撃のガン告知から、二人だけの最期の時間。生涯、明るさを失わなかった妻よ、君は天から舞い降りた妖精だった……。少年のような微笑を浮かべて逝った著者が遺した感涙の手記。

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  •  城山三郎が逝ってから2年の月日が流れた。先立った妻とのことを綴った回想記が本書です。
     城山三郎は若い頃、お茶の水で行った講演会の様子から書き始めています。満員の客席のほとんどが女性ということでいつにない硬い表情で演壇に立った夫。客席にいた妻は夫と目が合うなり「シェー」のポーズをとった。当時の人気マンガ、赤塚不二夫の「おそ松くん」に登場するイヤミの滑稽な仕草です。
     怒りたいし、笑いたい、夫はそれをこらえて話し出し何とか講演を無事終えることができた――若き城山三郎と妻との間に通ういい空気を感じさせる話です。
     夫婦とは?家族とは?かけがえのない家族の物語にひたってください。(2009/7/10)
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    投稿日:2009年07月10日