おみそれ社会

星新一

新潮社

ジャンル:文芸

490円 (税別)

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eBookJapan発売日:2014年06月20日

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おみそれ社会の内容

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おみそれ社会の詳細

書店員のレビュー

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 上質な小咄が11編並んだ感じのする、星新一のショートショート傑作集です。人の思いこみや「常識」が、どれほどバカバカしいものか、人の行動や言葉には表と裏があって、「じつは・・・・・・」という話は思いっきり眉に唾してきかなければならないなぁ、と妙に納得してしまいます。
 若く美人のバーのマダムをざーます言葉連発でやっつけている中年の婦人――2号さんのところに夫人が怒鳴り込んだものと思ったら、じつは反対でバーの美人ママが奥さんで、怒鳴り込んだ中年婦人が2号だったという、表題作「おみそれ社会」の逆転ぶり、常識的見方が次々にひっくり返されていくストーリー展開は言うまでもなく面白いのですが、じつは「女難の季節」「ねずみ小僧六世」「はだかの部屋」の3編が私のお気に入りです。いずれも言葉巧みに相手を誘い込み、迷わせ、行動に駆り立てておいて、最後には仰天の結末が待っているという趣で、ほんとの話だったらこわいなーと思いつつ、思わず笑ってしまうような、独特の味わいがあります。
「女難の季節」では社長の娘との縁談が持ち上がっているエリート青年社員、「ねずみ小僧六世」では銀行の支店長、「はだかの季節」では豪華マンションの留守番役を頼まれた甥。この3人の男たちが陥った同情すべき状況。明日は我が身かもしれませんよ。(2010/06/11)
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