書籍の詳細

エウメネスは、アテネ近郊・ピレウスで懐かしいカロンとの再会を果たした後、進軍してきたマケドニア軍と合流する。マケドニア軍は、強国テーベからの援軍を得たアテネ軍と対峙。場所はギリシア中央部カイロネイア。ギリシアの覇権をめぐり、史上名高い「カイロネイアの戦い」が始まる!

総合評価
5.0 レビュー総数:5件
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ヒストリエのレビュー一覧

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  • 史実ベースのストーリーなのに堅苦しくなく読みやすい
    アレキサンダー大王の書記官となるエウメネスを主人公に史実とフィクションを上手く織り交ぜたストーリーです。書記官となる人物というだけあって派手なアクションシーンはさほどありませんが、要所要所で戦闘シーンがあったりストーリーの魅せ方が抜群に上手いので退屈な印象は受けません。
    物語冒頭主人公の情報が一切ないままの状態でかの有名な哲学者アリストテレスと話すシーンから始まり、この後どうストーリー展開するのかと思いきや、読者が冒頭のシーンを忘れたころにしっかりと繋げてくるところが素晴らしいと思います。
    また、紀元前を舞台にした作品なのに有名な?「ば~~~っかじゃねえの!?」という台詞を代表するように登場人物が現代的な言葉遣いのくだけた雰囲気の言葉遣いなので堅苦しくなく読みやすいです。
    強いて難点を上げるとすれば、紀元前のギリシャ周辺世界を中心に描いているので馴染みのない人名が多く、フィクション部分の人名についてはやや覚えづらいです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年03月08日
  • 話の持って行き方が凄い
    第一巻を読み始めた時は唐突に始まる話が意味不明だと思ったのに、読み進めると話が戻って最初に繋がる。その話の持って行き方が巧すぎるし、世界が一気に繋がる感覚が感動。
    細かい伏線もしっかり回収していくし、あまり実際の戦史に馴染みのない古代ヨーロッパの世界にどっぶりハマれる。
    惜しむらくは掲載誌で休載続きで、コミックの続きがなかなか出ないことなんだよね~。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年12月19日
  • 何度読み返しても面白い
    カタカナ名が全然頭に入ってこないし、単行本出るの遅いし、なかなか話は進まない。でもそんなのはどうでもよくなるくらい面白い。細かい伏線もきっちり回収されていくので読み返す度に満足度が高まる作品です。ヘウレーカ、チェーザレ、ヴィンランド・サガが好きな人には特にオススメ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年11月08日
  • 世界史をもう一度勉強したくなる作品
    現在、2部作で実写映画が公開中、アニメも放映中の人気作品「寄生獣」の原作者、岩明均さんの歴史マンガです。高校の頃、世界史を勉強してご存知の方も多いと思いますが、古代ギリシア、アレキサンダー大王の時代の話で、そのアレキサンダー大王の書記官を務めたエウメネスが主人公の作品です。現在単行本で8巻まで刊行されています。エウメネスの生涯としては、現在刊行されている8巻の時点ではまだ序盤なのですが、序盤まででもなお波乱万丈のストーリーで非常に面白く、歴史にそれほど興味のない方も、また、アリストテレスなど歴史上の人物が数多く出てきて、歴史好きな方にもお勧めです。エウメネスの生涯を考えると、ここからさらに物語が広がっていき、作者が岩明均さんであることを考えると、作品が今後さらにおもしろくなっていくのではないかとわくわくします。ただ一点、まだ序盤で、1年半に1巻のペースで単行本が発行されていますので、このペースで考えるといつ完結するのかなとちょっと心配しています(笑)。

    2010年に、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞を受賞、2012年に、第16回手塚治虫文化賞・マンガ大賞を受賞していますので、評価としては折り紙つきの作品なのではないかと思います。このマンガを読むと、もう一度、世界史をおさらいしたくなる方も多いのではないかと思います。
    • 参考になった 4
    投稿日:2015年03月17日
  • ヒストリエ
    読むと楽しくなる歴史マンガ!販売部数は言えないのですが、この作品がまだわずかな人たち(とは言えヒット作の部数です)にしか読まれていないことが不思議でなりません。今から二十数年前、あの『寄生獣』を世に問うた作者の最新作ですからね。みんな知らないだけではないのかと疑ってなりません。さて、『ヒストリエ』は 今から二千数百年前、マケドニア王アレクサンドロスに付き従った書記官エウメネスの活躍を描いています。ほとんど記録に残ることのなかった謎に満 ちたこの書記官が異文化を目にしたときに発する「文化が違~う!」という言葉こそ、『寄生獣』から連なる岩明マンガの真骨頂。人は他人のなかに自分と違う文化を発見したとき、なぜか楽しくなってしまう不思議。読むと楽しくなる歴史マンガ、オススメです。
    投稿日:2013年07月26日