書籍の詳細

ミステリ史上最大にして最高の名探偵シャーロック・ホームズの推理と活躍を、忠実なる助手ワトスンが綴るシリーズ第1短編集。ホームズの緻密な計画がひとりの女性によって破られる「ボヘミアの醜聞」、赤毛の男を求める奇妙な団体の意図をホームズが鮮やかに解き明かす「赤毛組合」、妻の眼前で夫が消え去った不思議な事件「くちびるのねじれた男」、閉ざされた部屋での怪死事件に秘められたおそるべき真相「まだらの紐」など、いずれも忘れ難き12の名品を収録する。/収録作=「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「花婿の正体」「ボスコム谷の惨劇」「五つのオレンジの種」「くちびるのねじれた男」「青い柘榴石」「まだらの紐」「技師の親指」「独身の貴族」「緑柱石の宝冠」「ぶなの木屋敷の怪」「解題/戸川安宣」

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シャーロック・ホームズ・シリーズのレビュー一覧

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  •  アマゾンのキンドルに対抗してアップルがiPadを発売して40万台が売れるなど、アメリカで電子書籍が話題となっていて、30万冊が数日でダウンロードされたそうです。
     その中には作家が亡くなって著作権がきれた作品が少なくないのですが、シャーロック・ホームズシリーズ最後の短編集「シャーロック・ホームズの事件簿」も1990年に著者コナン・ドイルが没して60年たった1990年に著作権フリーとなり、深町眞理子の訳を得て創元推理文庫に加えられました。当初、電子書籍となって提供されたのは、『事件簿』のほか『シャーロック・ホームズの冒険』『緋色の研究』(いずれも阿部知二訳)だけでしたが、それでも熱心なコナン・ドイルファンの間で読み継がれてきた特異なシリーズと言っても過言ではないでしょう。
     ミステリーの謎解きの面白さを凝縮させたホームズとワトソン博士の会話は、いつの時代に読み直してもけっして古くはなく、一級の推理小説だけがもたらすことのできる知的興奮を与えてくれます。長く読み継がれてきた所以ですが、その〈ホームズ・シリーズ〉が、深町眞理子新訳で再編集され、先頃配信開始された『シャーロック・ホームズの事件簿』(東京創元社、2017年4月12日配信)をもって全9巻4長編56短編が完結。
     コナン・ドイルは、最後の短編集『シャーロック・ホームズの事件簿』(シリーズ5)の著者前書きで「読者諸君、いよいよこれでシャーロック・ホームズともお別れだ!」と書きました。有名なフレーズですが、その巻末収録の作品「隠退した絵の具屋」がとくにオススメです。(2010/4/16,2017/4/26改訂)
    • 参考になった 3
    投稿日:2010年04月16日