考えるヒント

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「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)

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「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)

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書籍の詳細

書店員のレビュー

会社近くの書店(丸善・お茶の水店)に「知」の巨人特集として小林秀雄とその関連書籍を並べたコーナーがあります。昭和を代表する知識人を見直す機運があるようです。代表的著作として「本居宣長」「ドストエフスキイの生活」「無常といふ事」などがよく知られていますが、今回紹介する「考えるヒント」シリーズ(全4巻)は、講演記録などを中心に編集したもので、批評家・小林秀雄の思考方法、ものごとを観察する視点、発想のヒントなどを平明な語り口で明かしています。その意味で、小林秀雄入門書として多くの読者に親しまれてきたシリーズです。とくに第1巻の冒頭、「常識」についての指摘は半世紀前のものとは思えないほど、現在の状況を適格に表しています。「現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下がっているように思われる。(中略)どうしてどんな具合に利(き)くのかは知らずにペニシリンの注射をして貰う私達の精神の実情は、未開地の土人(注:原文ママ)の頭脳状態と、さしたる変りはない筈だ。一方、常識人をあなどり、何かと言えば専門家風を吹かしたがる専門家達にしてみても、専門外の学問については、無知蒙昧であるより他はあるまい。この不思議な傾向は、日々深刻になるであろう」ネット社会に生きる若い人たちにこそ、読んでもらいたい一冊です。(2010/3/19)
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