書籍の詳細

公益法人社会福祉公社――表向きは障害者支援のための首相府主催の組織だが、その実態は瀕死の少女たちに機械の身体を与え、その少女たちに政府に敵対する勢力を秘密裏に排除させる諜報機関だった。一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタは「条件付け」という洗脳処理により、以前の記憶を封印され「義体」となる。そして元軍人のジョゼ・クローチェは、テロリストに家族を殺され、復讐心に捕らわれ社会福祉公社に入り「担当官」となる。義体と担当官、二人はつねに行動を共にし、銃を手にテロリストの戦いに身を投じていく。架空のイタリアを舞台とした、少女と銃、そして周囲の大人たちが織り成す群像劇。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

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5.0 レビュー総数:1件
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GUNSLINGER GIRLのレビュー一覧

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    少女らが機械の身体と薬物による洗脳により生きた兵器である「素体」にされ、それぞれのパートナーである「担当官」と共にテロリストとの戦いに望む。
    それぞれの素体の元になる少女らにも担当官にも複雑な過去があり、その過去のエピソードと現在のテロリスト掃討作戦とが絡み合いながら語られる。人物・組織も多数登場して利害関係が複雑だし、素体や担当官のエピソードも次々に登場してくるので、初見では全体像がキチンと掴みきれなかった。しかし、読み直してみると細かい伏線が一つ一つ頭の中で解きほぐされて、読み直す度にまた小さな再発見があるくらい。
    少女がその外見にはおよそ似つかわしくない武器を駆使して相手を打ち倒していく戦闘シーンもカタルシスだが、それぞれの登場人物の背景がまた重たく、未来の見えない戦いが心を打つ。
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    投稿日:2016年12月31日