書籍の詳細

萩原朔太郎作品をキャラクター化した「朔くん」、北原白秋作品から生まれた「白さん」、室生犀星作品から生まれた犀ら、近代の詩人歌人たちが住む□街の天上松に宿った縊死体の謎を解くため、朔くんは小説街の「龍くん」に再会する。龍くんは真相を小説家の論理力で組み立てようとする。一方、天上松に宿ったもうひとつの何かと対面した白さんは……。近代詩歌俳句闇鍋的ジェットコースター、最新9巻の発売です!

総合評価
5.0 レビュー総数:3件
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月に吠えらんねえのレビュー一覧

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  • 匿名希望
    おもしろーい!
    ひさびさにぐっときました。近代詩俳句が題材という、かたい内容ですが、表現は村上春樹先生みたいな空想的でくるくるしてる感じ。その時代の様々な思いの混沌としたしたところとマッチしてると思いました。うまいです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年05月05日
  • 夢のなかのような現実
    この話を読んだ時、僕はずっと昔に見た夢を思い出しました。
    実際とはまったく違うつくりの建物だったり、人だったり、景色だったりするのに
    何故か夢のなかではそれが当然のように思っていました。
     
    この話はそんな世界が広がっていて、そしてそれは文学で表されていて、
    ほんと、編集チーフのレビューどおり読む時期を選ぶと思いました。
    なんでも手当たり次第に読む僕でさえ、
    この本を読める時と読めない時があったので…。
     
     
    朔くんは詩人だ。
    白さんに惚れ込んで詩人になった変人だ。
    彼は頭がおかしい。おかしいといえば、彼らが住まう街もおかしい。
    泣けば雨が降るし土に埋まるし、ずっと吊られた死体がある。
    気味が悪く、美しい。
    表現しようとすれば詩的になる、そんな街、そんな話。
     
    読める時の気分は決まって波打っていない、
    眠いに近く無意識に何も考えていないときがベストでした。
     
    文学作品が好きな方でも、
    そうではない方にも、この作品に合致する気分が来たら
    きっとどっぷりつかってしまうと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月21日
  • 月に吠えらんねえ
    共感を覚えて打ち震えるか、その中毒性に怖くなるか。そんな強い力を持った文学エンタメです。「読み手を選ぶ」という人も多いようですが、個人的には「読む時期を選ぶ」作品だと思います。喪失感、虚無感、焦燥感、そういった自分の気持ちから目を離せないでいる人にこそ超オススメです。大学時代に出会っていたら、私は村上春樹さんの小説よりもこの作品に耽溺していたかもしれません。ただ、あくまで私見でしかないので、キャラ萌えする漫画として楽しんでもOKかと。
    投稿日:2014年08月29日