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温暖化によって様々な変化が地球に起こり始めた頃、突然聞こえてきた不思議なメッセージとは…?双葉社webマガジンで大好評連載作品が、ついに完結!!

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ON・DAN・BATAKEのレビュー一覧

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  • 地球の温暖化が叫ばれ始めて久しいです。残念ですが、状況は歯止めがきかないようです。『ON・DAN・BATAKE』(内田春菊)は温暖化でさまざまな現象が起こり始めた未来の話。大量の鳥が発生したり妙な植物が生い茂る2107年の地球に住むシータとタビタは、ある日「こちらは2007年 未来のあたし 応答して下さい」という不思議な音声を受信します。声の主は、2007年に住むサクヤ。と、ここまで書くとハードなSFストーリーのようですが、内容はファンタジックで暖かい物語。22世紀と21世紀の二人の女子学生が、それぞれの住む身の回りの現状を音声通信で伝え合い、友情を深めていきます。清廉なシータと科学好きのサクヤ、思いやりのあるそれぞれのボーイフレンド、嫌味のないカップルです。登場人物の好感度が高く、ついつい読みふけってしまいます。物語はシータの友達サランが行方不明になったところから、少しずつ緊迫していきます。そして、このサランをめぐってのシータとサクヤのやりとり、感動的でした。そして、22世紀のシータの印象的なモノローグがありますので、最後に引用します。「私の町ではあまり手っ取り早く 何かをしようという人はいません 『自然が怒らないかどうか』をまず考える…そういう人が多いです」。(2011/12/27)
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    投稿日:2012年01月10日