書籍の詳細

インドに従軍して帰国したワトスン博士は、ふとしたことからベーカー街221番地Bに風がわりな友人と同居することになった。その名はシャーロック・ホームズ!かくしてホームズとワトスンの不朽の名コンビが誕生することになった。二人が手がけた最初の事件、それが本書「緋色の研究」である……空家の中で殺されて謎の死体、その壁に血書された“復讐”の文字。この怪事件にとまどう警察当局をしり目に、ホームズの快刀乱麻を断つあざやかな推理は、過去にさかのぼって驚くべき真相に到達する。ホームズが全世界の読者に初登場のあいさつを送った記念すべき第一作!

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緋色の研究【阿部知二訳】のレビュー一覧

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  • コナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ」シリーズの第1作『緋色の研究』が発表されたのは1887年。以来、60編が書かれ、ホームズは名探偵として、その名を世界中の推理小説ファンに知られるようになりました。コンビを組むアフガニスタン帰りの医師・ワトスン博士とホームズが知り合うところから、『緋色の研究』は始まります。いささか変わってはいるが、非凡な洞察力をもつホームズの難事件解決に向かう推理過程をワトスンが一人称で語っていくのですが、出会った当座、まだその職業も知らなかったワトスンによるホームズ評が面白い。〈1、文学の知識―ゼロ 2、哲学の知識―ゼロ 3、天文学の知識―ゼロ 4、政治学の知識―薄弱 5、植物学の知識― 一様でない。ベラドンナ、阿片、その他毒薬一般には有力だが、実際園芸のことは何も知らぬ。6、地質学の知識―実用的、ただし限界がある。各種の土壌を識別する。散歩から帰って、ズボンについたはねを見せ、その色と固さとからロンドンのどの方面でついた土であるかを示したことがある。 7、化学の知識―深い。 8、解剖学の知識―的確であるが、系統的ではない。 9、異常事の文献に関する知識―該博。とくに今世紀におこった恐ろしい犯罪についてすべて詳細にしるもののようである。 10、バイオリンにたくみである。 11、棒術、拳闘、剣術にすぐれている。 12、英国の法律の実用的知識にとむ。〉ワトスンに名探偵のプロファイリングをさせて、常識では推し量れないホームズのキャラクターを強く印象づけているのです。さて、ロンドン警視庁の刑事から殺人事件の解決への協力を依頼されたホームズはワトスンをともなって現場に赴き、そこからホームズ流の推理が始まります。行きづまってしまった二人の刑事たちが見落としたポイントをついて犯人に辿りつくホームズの名探偵ぶりをどうぞ楽しんでください。(2010/07/23)
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    投稿日:2010年07月23日