書籍の詳細

そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは不死の種族「オキナガ」を管理する部署。厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・雪村魁とタッグを組まされ…。時を越えて生きるオキナガに起こる怪死事件、彼らの想いが紡ぐ年代記(クロニクル)。日常系×非日常ミステリーの世界へようこそ!

総合評価
4.5 レビュー総数:2件
評価内訳

白暮のクロニクルのレビュー一覧

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    「オキナガ」と呼ばれる特殊な身体を持った青年と公務員のコンビが未解決の猟奇的な連続殺人事件を追うストーリーです。
    吸血鬼系のモチーフが登場する作品だとメインキャラの心の闇や狂気にクローズアップした作品が多いですが、登場人物の特性を生かしながらも純粋にミステリーとして楽しめる作品だと感じました。ただ、ある猟奇的な連続殺人事件の真相を追い求めることが話の核なのである程度のグロ耐性は必要かと思います。
    また、登場人物がほぼ公務員かその嘱託職員で勤務時間を考慮しながら淡々と事件を追っていくのがどこか新鮮で面白く感じました。
    物語全体に細かく伏線や前フリがあり、最初から最後まできちんと考え抜かれて描かれた作品であることが読み取れます。真実を明らかにしても綺麗ごとだけでは片づけられない問題も出てくる等、単なるサスペンスミステリーだけでなくヒューマンドラマを通して人の世の時の流れの速さと儚さ感じられる作品でした。
    元々紙の書籍で持っていたので電子書籍との違いについてですが、おまけ漫画は収録されていますがカバー下イラストは現時点では未収録です。
    • 参考になった 4
    投稿日:2018年08月10日
  • 匿名希望
    推理小説好きにおすすめです。
    第一巻を読めばわかりますが、きちんと結末まで構想を練られたうえで連載されていることが分かります。
    ストーリーは、オキナガという不老不死の人間が題材ですが、決してファンタジーではなく本格推理小説好きでも楽しめるミステリとなっています。ヒロインが多くの男性にとって性的魅力があるとは言い難いキャラクターに描かれていることも、内容を現実的なものとすることに一役買っており非常に好感が持てます。
    ゆうきまさみ氏は数々のヒット作を生んでいますが、その中でも一二を争う面白さではないかと思います。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年06月10日