書籍の詳細

江戸時代。謎の怪人・魔神斎を頭領とする忍者集団「血車党」が、日本を征服すべく活動を開始。それは、化身忍者と呼ばれる改造人間を操り、平和になりつつあった世の中を再び戦乱の世に戻すという計画だった。しかし、血車党の化身忍者を次々と倒す者が現れた。――――その名は「嵐」。元・血車党の青年忍者ハヤテが変身した姿。実は、化身忍者を作り出す「化身忍法」は、ハヤテの父・嵐鬼十が編み出した忍術だったのだ……!!

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変身忍者嵐 【石ノ森章太郎デジタル大全】のレビュー一覧

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  • 特撮として映像化されるマンガは少なくない。この『変身忍者 嵐』もマンガよりもテレビで夢中になっていた人の方が多いかもしれない。私も子供の頃、ご多分に漏れず主題歌を口ずさんでは、画面に釘付けになっていた。原作のマンガを読んだのは、大人になってからのことで、その内容にドギモを抜かれたことを覚えている。劇画調に描かれた、絵柄の激しさにです。山椒大夫の化身のようなハンザキや化け猫の猫魔は、子供の頃にお目にかかっていたならトラウマになっていたかもしれない。主人公の嵐さえも見開きでバーンと大きく描かれると、ちょっとたじろいでしまう。なにしろ、鳥と人間のハイブリッドですからね。でも、身軽で素早い動きを身上とする忍者は、鳥と相性がいいのかもしれません。みなさんも、久しぶりにマンガで嵐に再会してみませんか。(2010.10.17)
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    投稿日:2010年10月26日
  • 特撮ヒーローものの原作と思い読んで見事にスカされました。「テレビと雑誌の落差が大きすぎた。テレビの視聴者は低年層、この頃雑誌は高年層化していたからである」と作者が言っているように、こちらは子供だまし要素の少ないしっかりとしたドラマ。大人の鑑賞に十分耐える内容になっています。父を殺され、化身の術の巻物を奪われたハヤテは、自らも変身忍者となり仇を討つべく復讐の旅に出る、という体裁。血車党を殲滅するため、たとえ化身忍者に子供がいても涙を流しながら斬り倒し、掟に縛られたかつての兄弟分とも闘う。孤高のヒーロー像の構築過程は心憎いもの。エピソードのモデルも凝っていて、鍋島の化け猫や葛の葉、ミノタロウスなど、怪異譚をきちんとこの世界に取り込んでいるのですから、おもしろくないわけがない。大作家に対して失礼ですが、本当に掘り出し物だと思いますよ。少しラストで拍子抜けするかもしれませんが、これもある意味、大人のラストではないでしょうか。
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    投稿日:2010年05月14日