腕KAINA~駿河城御前試合~ (2)

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爽快な残酷!真剣御前試合という極限の状況が人間本来の姿を暴き出す――生命を賭けてまでヒトは何を求めるのか!?

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爽快な残酷!真剣御前試合という極限の状況が人間本来の姿を暴き出す――生命を賭けてまでヒトは何を求めるのか!?

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書店員のレビュー

久しぶりに迫真の時代劇マンガを読んで、度肝を抜かれました。それは『腕KAINA~駿河城御前試合~』です。原作は南條範夫の『駿河城御前試合』で、コミカライズは現代の劇画の大家・森秀樹によるものです。徳川忠長の御前にて行われる真剣勝負の数々が描かれているのですが、真剣を用いるがゆえの凄みと緊迫感が圧倒的な迫力で伝わってくるのです。試合に挑む侍たちは、それぞれに理由があって、その挙句に命のやり取りで決着をつけるという宿命を背負っています。生きるか死ぬかの試合に挑む者たちですから、当然腕に覚えのある男ばかりです。私の最も印象深い試合は、「忍び風車」です。このサブタイトルから推察できますが、登場するのは駿河城に武士の姿で使える忍びの津上と小島です。二人の国元は違いますが、お互いが忍びであることを知って、一時共に活動をしかけます。でも、城側に気付かれて二人は御前試合で刃を向け合うこととなります。若い津上は、忍びの技が得意なのですが、もちろんその技を公に披露することはできません。試合の行方は意外な結末を迎えます。著者の森自身が、真剣勝負で作り出したような渾身の作品です。(2012/4/17)
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