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『おそ松くん』『天才バカボン』『レッツラゴン』…生涯じつに8万枚の漫画を執筆した天才漫画家・赤塚不二夫に、35年間連れ添った小学館の編集者がいる。“武居記者”というキャラクターで赤塚漫画にも登場する本人が、天才との濃厚すぎる日々を語る。ニャロメのモデル、『天才バカボン』引き抜き事件、新婚そうそう5日間泊り込み、ヤクザに追われてふぐ三昧、崇拝する美空ひばりと新宿デートなど、はちゃめちゃで抱腹絶倒の秘話満載!浅野忠信主演で、映画化。

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赤塚不二夫のことを書いたのだ!!のレビュー一覧

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  • 漫画の神様・手塚治虫の創作秘話を描いたマンガが話題です。今回、ご紹介する『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(武居俊樹)は、ギャグ漫画の天才・赤塚不二夫を長年担当していた敏腕編集者の目で記した読み物です。赤塚はTVや週刊誌等でも何度も取り上げられているので、大勢の人の頭には「酒におぼれた漫画家」としてのイメージがあるようですが、ここには知られざる天才・赤塚の素顔が描かれています。数々の代表作が生まれた舞台裏も、惜しげもなく明かされているのですが、その際の赤塚と著者や周囲とのやりとりが、まるで昨日の出来事のように克明に描かれていて臨場感たっぷりです。例えば、こんな話。武井が「週刊少年サンデー」で『おそ松くん』を担当していた時にライバル誌「週刊少年マガジン」で『天才バカボン』の連載が始まりますが、『天才バカボン』の衝撃的なヒットを目にした武井は、あろうことか『天才バカボン』を「週刊少年サンデー」に移籍させてしまいます。この時の、赤塚と武井、そして編集部の当事者たちが口にする言葉の数々には、ど肝を抜かれます。豪気な男達なのです。他にも数々の破天荒なエピソードがてんこ盛りのように描かれていますが、天才も老いには勝てません。終盤には、漫画を描きたくても全盛期のように創作できない哀しみがにじみ出ています。そして、この天才がいかに多くの人に愛され、多くの著名な漫画家をデビューさせたかを再認識させられます。年末年始は、この本を読むことに賛成なのだ!!(2012/12/20)
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    投稿日:2011年12月20日