書籍の詳細

孤独な青年・鬱野たけし。定職も仲間も無いけれど、そこまで辛い悩みもない。生きるためとりあえず毎日食べる、ただただ冴えない一人メシ。

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鬱ごはんのレビュー一覧

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  • 主人公が食事をしながら「食べること」に関する自問自答を繰り返すという、分類するならば「食マンガ」なのですが、驚くべきことに読むと食欲が失せます。ブタ肉を食べながら「うまいか?ブタの死体は」などと自問自答する食マンガなんてあります? 斬新すぎるでしょ……。「鬱」ごはんというタイトルに偽りなしです。なかでも14話は強烈で、読んだ人に強烈なトラウマを残す可能性があります。みんな大好きなあの食べ物が……ああ思い出すだけでゾワゾワと……。しかしその穿った「モノの見方」こそ、「サナギさん」や「オンノジ」等で独自の言語感覚・世界を繰り広げた施川ユウキの真骨頂と言えましょう。主人公の自問自答は哲学的かつ思索に溢れ、普段何気なく行っている「食事」について(ある意味どうでもいいことを)これほどあれこれ考えられるのかと、ちょっと感心してしまいます。
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    投稿日:2014年05月07日