書籍の詳細

「俺の本能は男ではなくすでに」だらけたヤンキーのいびつな三角関係。俺たちに独占欲が芽生えた季節の話。「俺をこんな風にしやがって」腐れ縁のヤンキーは不変の仲…と思いきや、馳男(はせお)の幼なじみ・次郎(じろう)に彼女ができた。その日から、馳男の心中は嫉妬でヒリつき始める。そんな馳男の変化に、仲間のハチだけが気づき「なぐさめてやろう」と押し倒してきた。なし崩しで始まった2人の関係は、次郎にも見せつけるように自室やラブホテル、果ては教室…と奔放に続く。女に奪われた親友を追ううちに、女のように抱かれるようになった馳男の本性とは───。描き下ろし後日談収録。

総合評価
5.0 レビュー総数:2件
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溺れるのレビュー一覧

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    友情と嫉妬と恋心をとても丁寧に織り込んだ作品です。
    次郎に恋人ができたことで、ツレ同士の中での関係が微妙に変わる。幼馴染の馳男とハチが急接近し、自分が馳男の一番でなくなることに苛立つ次郎だけど、馳男も次郎への気持ちを持っていて、そんな二人の気持ちを知りながら馳男をものにしようとするハチ。
    こう書いてしまうとハチが悪者っぽくなりますが、そんな単純でもなく、3人の視点から語られながら、馳男が自分の気持ちに気づいていく過程が丁寧に描かれていて、心理描写に納得がいきます。自分はいつのまにかハチに肩入れしていました。
    一人、仲間の脇だけがモブ扱いで気の毒でした。でも地味にいい味出してるんですけど。
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    投稿日:2018年08月09日
  • 紙一重。
    タイトルそのまま、溺れる話。馳男と次郎は昔から仲が良かった。ヤンキーの『友情は永遠』だとお互いに思っていた。けれど、高校生になって次郎に彼女ができてから、その関係は馳男を苛つかせるようになる。友情と愛情は紙一重で、どちらに傾き溺れるかで関係は変わる。タイトルの《溺れる》があまりにもピッタリで衝撃的。ハチの、馳男の全てを観る眼がエグい。
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    投稿日:2018年03月21日