書籍の詳細

他者の顔を奪う口紅とともに、舞台の上で輝き続けた累。累はその口紅の力を捨て、真実(ほんとう)の姿のまま舞台に立つ願いを羽生田に告げる。その提案を一笑に付した羽生田だったが、誘の手紙から己への想いを知り、素顔の累を演出することを決意する。再び始動する「宵暁の姫」、累が舞台の上で見せる演技とは――。美醜に翻弄されし“累”の物語――、最終巻。

総合評価
4.5 レビュー総数:4件
評価内訳

累のレビュー一覧

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  • 匿名希望
    納得のいく結末でした。
    顔を取り替えられるという荒唐無稽な設定の上に成り立っている物語ですが、人間関係の描き方はとても写実的です。結末の部分も感動が押し寄せるというよりは、ストンと腑に落ちる締めくくりでした。哀しい終わり方にもかかわらず、読後感は不思議と悪くありません。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年09月07日
  • 匿名希望
    面白い!
    やっぱりストーリーと登場人物の台詞が魅力的!文学的な表現に心踊らされます。絵も独特でありながら、白土三平先生のような魅力あり、少年漫画的なテンポ良い展開も大好きです。
    何度読み返してもおもしろい。ハマっています。謎解きも楽しめるストーリー展開も流石です。一気読みできる作品です。
    • 参考になった 4
    投稿日:2018年01月02日
  • 表紙に騙さされてた!
     美麗な表紙絵にずっと気になっていた作品ではあったのですが、一方でホラーが苦手な為に二の足を踏んでいた作品でした。
     しかし、試し読みからその懸念が無くなると、後は一気に11巻まで読破!
     「演劇」がストーリーに深く関わっているお話なのですが、観客が舞台に魅入られるがごとく、一気にストーリーに引き込まれていました。
     外見の美醜の問題に関して、人の根源的で本質的な部分を最大限ストーリーに生かし切っており、読み応えのある作品です。
     自分と同じように、ちょっとおどろおどろしい表紙の外見に騙されて二の足を踏んでいるとすれば、勿体ないかもしれません。(内容を知った後では納得の表紙でもあるのですが)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年07月01日
  • 匿名希望
    続きが早く読みたい
    まだまだこれからの作品(当レビュー時は二巻が最新刊)なので、手放しに星5とはいえない(最終的な評価は全編とおして読まないと下せないタイプの作品)。ただ、現時点でも「人間の醜さ」を内面的・外面的の双方からよく描けている作品に間違いはないと思う。そういった人間の醜さを嫌らしくなく描けているのも多くの人に推奨したくなるポイント。
    主人公「累」は、外観は醜いが心は美しいという古典的キャラクターに思えて、そう単純でもない。卑屈で、感受性豊かで、劣等感の塊で、羨望は醜い程に強い。彼女の内面は美しいといえるだろうか?
    彼女の行く末は間違いなく気になる。新刊が待ち遠しいところ。
    その他、本作品のテーマである演劇の表現や、細かい描写など優れている点は多々あるあるが、実際に当作品を読んでいただくのが、このつまらないレビューをこれ以上読むよりも有益な時間の使い方と思われるので、省略する。
    • 参考になった 18
    投稿日:2014年03月02日