書籍の詳細

他者の顔を奪う口紅。その口紅の力と美しき妹・野菊の顔を使い、演劇界で眩い光を放つ累。次の舞台「星・ひとしずく」、ダブルキャストの相手役として現れたのは高校時代に顔を奪った五十嵐幾であった。この運命の悪戯とも呼べる符合は累をどこへ導くのか。本番前日の最終リハーサル、極限の演技の中で累が見た景色とは───。

総合評価
4.5 レビュー総数:2件
評価内訳

累のレビュー一覧

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  • 表紙に騙さされてた!
     美麗な表紙絵にずっと気になっていた作品ではあったのですが、一方でホラーが苦手な為に二の足を踏んでいた作品でした。
     しかし、試し読みからその懸念が無くなると、後は一気に11巻まで読破!
     「演劇」がストーリーに深く関わっているお話なのですが、観客が舞台に魅入られるがごとく、一気にストーリーに引き込まれていました。
     外見の美醜の問題に関して、人の根源的で本質的な部分を最大限ストーリーに生かし切っており、読み応えのある作品です。
     自分と同じように、ちょっとおどろおどろしい表紙の外見に騙されて二の足を踏んでいるとすれば、勿体ないかもしれません。(内容を知った後では納得の表紙でもあるのですが)
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月01日
  • 匿名希望
    続きが早く読みたい
    まだまだこれからの作品(当レビュー時は二巻が最新刊)なので、手放しに星5とはいえない(最終的な評価は全編とおして読まないと下せないタイプの作品)。ただ、現時点でも「人間の醜さ」を内面的・外面的の双方からよく描けている作品に間違いはないと思う。そういった人間の醜さを嫌らしくなく描けているのも多くの人に推奨したくなるポイント。
    主人公「累」は、外観は醜いが心は美しいという古典的キャラクターに思えて、そう単純でもない。卑屈で、感受性豊かで、劣等感の塊で、羨望は醜い程に強い。彼女の内面は美しいといえるだろうか?
    彼女の行く末は間違いなく気になる。新刊が待ち遠しいところ。
    その他、本作品のテーマである演劇の表現や、細かい描写など優れている点は多々あるあるが、実際に当作品を読んでいただくのが、このつまらないレビューをこれ以上読むよりも有益な時間の使い方と思われるので、省略する。
    • 参考になった 17
    投稿日:2014年03月02日