書籍の詳細

「俺は彼女が嫌いだった」――明るく!楽しく!大冒険!がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。

総合評価
4.5 レビュー総数:9件
評価内訳

聲の形のレビュー一覧

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  • テーマは重いけど面白かった
    以前から気になっていたけど、重そうな話なので手を出さずにいたのだが、講談社50%ポイントアップキャンペーンで思い切って購入。
    あぁ、思っていた以上に重いテーマだった。耳に障害がある少女が出てくるが、それはあくまできっかけで、むしろ話の本筋はいじめ。そして、いじめた側、いじめられた側、いじめに同調してしまった側、それぞれの心に刺さってしまったわだかまりをどう解きほぐして「友達」になる?いじめの中心だった人物が、突如立場が一転していじめられる側に立ってしまった時の絶望的な孤立無援状態。進学しても付いて回る噂、回復出来ない人格。
    いくつかの伏線も見事だった。変わった対象ばかり狙って撮影している妙な妹の、真の目的・願いが判明するところなど、唸ってしまった。伏線というか独特の表現だけど、意思疎通の出来ない周囲の人物の顔に大きな☓印が描かれており、それが剥がれて素顔が見えるようになったり、また☓印が表れてしまったり、も見事だった。実際顔が見えない相手っているよな~とか、実際それって壁を作っているのは(☓を付けているのは)こっちだったりするよな~とか、共感するやら考えさせられるやら。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月19日
  • 今気になってる方多いんじゃないでしょうか
    映画化しますね!
    ほとんどの方が初見でタイトル読めないですよね?
    「こえのかたち」って読みます。
    このマンガがすごい1位を獲っています!
    小学生の時にいじめてた女の子は耳の聴こえない子だった。いじめられてもいじめられても笑顔で笑う鬱陶しい彼女。自分が中心になって虐めていたけれど、みんなに裏切られて、今度は自分がいじめられてしまう。
    それは中学まで続いて、高校ではひねくれて一人ぼっち。死のうって思った時に思い出したのは、昔自分がいじめてた女の子。会いに行って、話すようになって、気づいた気持ちと、拭えない過去。
    自分を変えたい気持ち、過去と向き合う勇気、人間関係ってなんなんだろう。
    いろいろ考えさせられます。
    主人公も友達も先生も親もみんなずるくて自分のことばっかりで酷い!
    でも凄い現実的。そんな中でも泣いて笑って生きて行くー
    読んでて悲しい気持ちになるけど、読まなきゃいけない気分にさせられます
    たぶん見て見ぬふりできないんだと思います。
    そしてその先の希望を見たいんだと思います。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年09月15日
  • 匿名希望
    重い。思い。想い。
    少女漫画のような甘いものはない。考えさせられるような漫画。ずっしりとしたものがあるし最後まで読んでほしい漫画。ワクワクするラブストーリーを求める人には重すぎるかも。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月31日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ラブコメものとして読むには十分面白いです。
    イジメを発端に物語が進んでいて、ヒロインの障害はそのイジメのネタぐらいにしかなっていないように思えた。最終回も曖昧なままの終わりでした。
    ラブコメものとして読むには十分面白いです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年05月25日
  • 胸を打つとはこういう作品のこと
    なんとなくタイトルから、こんな子が出てくるのだろうという想像はしていました。
    実際そのとおりだったのですが、その他は全然予想とは違うものでした。

    少年の通う小学校に、耳が聞こえない女の子が転校してきます。
    日々を“暇つぶし”としてすごしていた少年は、彼女を非日常的な存在に感じ、
    自分の楽しさを優先した行動で日々をすごしていきます。
    ここまでの説明で、そのときどんなことが起きたのかなんとなく想像がつく方も多いのではないでしょうか。
    でもこの物語は、その少年が高校生になったところから始まり、過去を振り返り、
    切られていた現実を繋ぎ合わせていきます。

    なんでこの人はこんな態度なの?なんで彼はこうなの?彼女は、どうして?
    ふと、自分のこのころを思い出して胸に応えます。
    自分ならどうするだろうと、読みながら考えてしまう作品というのも珍しいです。

    最終巻がまだ発売されていないのですが、登場キャラクターの幸せを、
    それも全員の幸せを望んでしまう作品なんてなかなかありません。
    是非読んでみてください。
    途中で胸糞悪くなるキャラクターがいるかもしれません。
    泣きたくなるかもしれません。
    理解ができなくてやっぱり投げ出したくなるかもしれません。
    それでもキャラクターたちから目が離せなくなります。
    • 参考になった 4
    投稿日:2014年12月11日
  • 聲の形
    ぶっちゃけ、「少年漫画に負けてる」と本気で悔しい思いをしています。たぶん、今一番の純愛作品ではないでしょうか。主人公の2人も、2人を取り巻く人間たちも、みんな切実な思いを抱えていて、たまらない気持ちにさせられます。どうにかして、うまくいってほしい。心から応援してしまう漫画は久しぶりです。ぜひ、読んでみてください!
    投稿日:2014年08月29日
  • イジメ・友情
    クラスの友達と共にイジメを行ってきた主人公(石田)は、学校でそれが問題になるとあっさり友達に見捨てられた。しかし、石田は何年も後にイジメの対象となっていた西宮と「友達」になることに成功し、過去を悔いながらイジメの償いをすることを誓う。何故元イジメっこと友達になってくれるのか、何故西宮はイジメられていた期間にも微笑んでばかりいたのか、友達とはなにか、そもそも友達とは実在するものなのか、深く考えさせられます。

    本作は7巻で完結させることを作者は決めています。結末に読者が納得できる、またはできないにせよ、この漫画は漫画史上避けて通れない名作になることを予感します。
    • 参考になった 6
    投稿日:2014年08月16日
  • 今回ご紹介させていただくのは『聲の形』です。小学生のころ、聴覚に障害のある女の子をいじめていた主人公は、ある日を境に逆にクラスのみんなからいじめを受けるようになります。やがて高校生になった彼は、当時いじめていたその女の子に再会する…そこから始まる物語です。バックグラウンドにあるテーマは非常に重たいです。読んでいて、つらくなる瞬間があります。でも読み進めていくと、なんていうんでしょうか……。最初はとても塩っぱい話しの連続です。ただ、だんだん甘酸っぱくなってきますね。そう、確かに甘酸っぱいんです。とは申せど、なんといいますか、ラブコメの甘酸っぱさがベリー系フルーツのそれだとすると、この話しの甘酸っぱさは、甘さプラス酸っぱさプラス塩っぱい感じの…なんというか、梅干しキャンディーのそれっぽい気がしますね。梅干しキャンデイー、おいしいですよね。僕は好きです。緑茶に合いますよね。そしてこの物語も好きですね。甘酸っぱさと、甘塩っぱさ、そして塩っぱさは、やがて何味に落ち着くのでしょうか。非常に気になるところです。登場する女の子がとても可愛いです。可愛いがゆえに可哀そうな感じが強調され、可愛いがゆえに残酷さが強調されているように思います。
    • 参考になった 22
    投稿日:2014年08月12日
  • 聲の形
    主人公は、聴覚障害を持つ少女・硝子と、硝子をいじめたことで、やがて自らもいじめの標的となってしまう少年・将也。心に傷を負う二人の、出会いと別れ、再会と再生の物語です。痛々しいほどリアルな心理描写に、きっと心が揺さぶられるはずです。事実、様々な意見がネットを飛び交い、編集部の電話が鳴り、お手紙が届き続けています。多くの読者が、作品に感情移入している証拠だと思っています。この作品を読むと、もしかしたら、ズーンと悲しい気持ちになるかもしれません。心がモヤモヤするかもしれません。やり場のない怒りが込み上げてくるかもしれません。ただし、きっと最後には、誰かに優しくしたくてたまらなくなるはずです。身近な大切な人達を、ぎゅっと抱きしめたくなるはずです。絶対に読むべき傑作です。
    投稿日:2014年01月17日