書籍の詳細

10代女子を中心に、様々な人間のうまくいかない日常を描くオムニバス短編集。説明不能の『心がざわつく』思春期コミック誕生。

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空が灰色だからのレビュー一覧

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  • 1話完結のオムニバス形式で思春期の少年少女を描いた作品。自分の過去を思い出し、何とも面はゆい気持ちになる話も多いです。しかしこの作品の真骨頂は、思春期特有の残酷さや身勝手さを描いた話。普通、マンガであれば「救われた展開」になるような状況や話の流れでも、本作は徹底的に現実的です。いじめられている子を守るために立ち上がることのできた人は現実にどれくらいいるでしょう? マンガならば正義感の強い「誰か」や“将来の夢”のような「自分の中の何か」が助けてくれる状況でも、現実は残酷なもの。そうした「どうしようもなさ」を真正面から描いた話は読み手の胸をグリグリと抉ってきます。とりわけ最終話はここ数年読んだマンガの中でも「心に爪痕を残す」という意味ではトップクラスでした。やりきれない……やりきれないよ……。
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    投稿日:2013年12月24日