復讐するは我にあり

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日本列島を震撼させた西口彰連続殺人事件――女性や老人を含む5人を殺した稀代の凶悪・知能犯罪の全貌を綿密な取材で再現したノンフィクション・ノベルの金字塔。トルーマン・カポーティ『冷血』との比較で論じられ、映画化・テレビドラマ化でも大評判を呼んだ直木賞受賞作を佐木隆三が32年ぶりに大幅改稿した改訂新版(弦書房刊)を底本に電子書籍化。

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日本列島を震撼させた西口彰連続殺人事件――女性や老人を含む5人を殺した稀代の凶悪・知能犯罪の全貌を綿密な取材で再現したノンフィクション・ノベルの金字塔。トルーマン・カポーティ『冷血』との比較で論じられ、映画化・テレビドラマ化でも大評判を呼んだ直木賞受賞作を佐木隆三が32年ぶりに大幅改稿した改訂新版(弦書房刊)を底本に電子書籍化。

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書店員のレビュー

佐木隆三さんに初めてお目にかかったのは、この『復讐するは我にあり』が直木賞を受賞した1976年のこと。私は週刊誌編集者になって4年、「ニュージャーナリズムの時代」の波がアメリカから日本に押し寄せているなかで、ノンフィクション・ノベルの手法がすごく魅力的でした。以来連載小説の取材で中国に同行したり、南米に送り出したり・・・・・・作家と編集者としての付き合いは30年を超え、佐木さんはいまも新しい本を出すごとに署名入りで贈ってくれます。2007年春、佐木さんから届いた一冊は、とくに感慨深いものでした――『復讐するは我にあり 改訂新版』。400字詰め原稿用紙にして800枚の大作を、佐木さんはパソコンを使って最初から書き直したのです。驚き興奮して一気に読みました。実際にあった連続殺人事件をモデルとしていることから、関係者への配慮で旧版では架空の地名としていた事件の現場などが、実在の地名に書き改められています。例えば、最初の事件がおきた「筑橋市」は本来の地名である「行橋市」に戻されて、私のように土地勘のない読者にもずっとわかりやすくなりました。いうまでもなく地名の問題だけでなく、佐木さんが持ち続けてきた「犯罪」をとりまくものを描き出そうという強い思いが、改訂新版の名に恥じない、まったく新しい作品をつくりあげたといっていいと思います。その佐木さんの思いがこもった代表作の電子書籍化を自分の手で行うことができたのは、私にとっても二重の喜びでした。発売は2010年12月でした。日本中を震撼させた連続殺人事件――九州に始まり列島を縦断して五人の男女を殺害した男を綿密な取材で克明に再現するノンフィクション・ノベルの最高傑作です。(2011/3/4)
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