書籍の詳細

その粉雪は、ただならぬ恋を連れてくる。36年前の大雪の日―― 松井は、自殺を図ろうと山に入った男を助けるため必死で後を追い、そこで“雪女”に遭遇する。松井の懸命さに打たれ、命は奪わずに消えた“雪女”―― その事故が縁で出会った君枝と結婚し、平穏に暮らしていた松井のもとに、まるであの雪女が近くで手招きしているかの ような不穏な出来事が相次ぐ。雪女との「私のことを誰かに話したら、お前の命はもらう」という約束は36年間守りつづけてきたはずだが……!? 表題作『星霊の森』のほか、30年前に一度きり、許されない関係を持った男女の再会を描く『星霜の彼方』、軍艦島を舞台に50年前の初恋と事件をたどる『過去からの星還』の全3篇収録! いずれも、ずっと昔に置き忘れた“恋”との再会をテーマにしたせつない物語です!

総合評価
5.0 レビュー総数:4件
評価内訳
  • 0件
  • 0件
  • 0件
  • 0件

黄昏流星群のレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • 匿名希望
    該当年齢者の意見
    とても勇気と希望と夢がいただける物語。そうだそうだその通り何歳になっても気持ちは未来の可能性に輝いていた若い頃の気持ちそのまま。身体は衰えても気持ちはちっとも変わっていない自分に言い聞かせる。人間の最も大切な基本、人を愛すること、共に寄り添い相手の為に生きる事。限りある命を実感して見つめ合う事の素晴らしさ、今のこの時だからこそこの物語は琴線に触れる。これはそれなりの年配者の読む物語。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年04月12日
  • 黄昏流星群
    久しぶりに黄昏流星群を読みました。以前、読んだ時は確か2
    ~30代で何か父親位の代の話だと思っていましたが自分も40代になり改めてこの本を読んでみて物語の深さや面白さを再発見し、また物語の内容に憧れたりする自分がいました。是非全巻読み直したいと思ってます。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年11月02日
  • 人間の黄金期とはいつなんだろうか。毎日悩みなく遊んで周りからちやほやされていた幼少期?部活に明け暮れ友達と切磋琢磨した高校時代?夢に向かって没頭し、人生で最もバカになれた大学時代?社会の厳しさに鍛えられ、人間的に成長できた新人時代だろうか。どれにしたって定年をむかえてからが人生の絶頂期だという人は少ないだろう。体も衰え、時代には追いつけない。人生経験が豊富で自分が築き上げてきたものが多い分新しい事に染まりにくい。・・・そんなイメージが正直私にはある。しかしこの作品によってそんなイメージが少し変わった。人間は一人の女として、男としてみられることでどこまでもみっともなくなれる。子供みたいにはしゃいだりドキドキしたり、明日が待ちどおしくなったりする。蓄積された経験値、年月、教養なんてなかったかのように。年甲斐もなくと周りから言われようが、彼らにとって紛れもなく今が黄金期なのだ。どうして人間はこんな単純なことで簡単に阿呆になれるのだろう。簡単に色んなものを忘れられるのだろう。この「黄昏流星群」は若者の恋愛とは一味違った恋愛観をみる事ができる作品だ。読むときはキャピキャピした頭がお花畑の恋愛は一旦忘れたほうがよい。
    • 参考になった 7
    投稿日:2012年03月30日
  • この漫画のテーマはズバリ「老人の恋」という衝撃的なもの。「死」の影を意識せずにはいられない、重たい人間ドラマです。仕事一筋できた銀行マンの挫折、黙々とラーメン屋を営む男に突然訪れた人生の転機、忘れられない事件に決着をつけようと思い立った元・警察官……などなど、作者が描くいくつもの人生に、あなたは何を感じるでしょう。死ぬことは人間が避けられない宿命。その前哨である黄昏タイムもまた、誰にも平等に訪れるものですから、自分はまだまだ…と思っている人にこそオススメします! 往年の売れっ子アイドルとの一夜の恋、京都の割烹の女将との愛人関係…といったファンタジックな恋愛模様はやはり弘兼マジック! あわせてお楽しみください!! (2011.08.30)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年08月30日