書籍の詳細

アフリカ大陸で初めて行われたサッカーの祭典、FIFAワールドカップ南アフリカ大会。本大会にて大会前の予想を覆し、世界が驚く組織力を展開した日本代表=サムライブルー。奇跡のグループリーグ突破、死闘となった決勝トーナメント・パラグアイ戦までを、スポーツカメラマンの第一人者・原悦生が臨場感溢れる写真で、日本代表の軌跡を追う。2010年最高のドラマを綴る世紀の戦い、永久保存版写真集。

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SAMURAI-2010ワールドカップ南アフリカ大会日本代表メモリアル写真集のレビュー一覧

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  • 109ページを埋める多くの写真のなかから1枚を選べといわれたら、躊躇なく86ページ、87ページの見開きページの一枚だ。PKを蹴った直後の駒野、右に精一杯体を伸ばして飛んでいるパラグアイのゴールキーパー、ゴールを見つめるレフリー、そしてゴール右上はるか高い位置にボール。その全体像を引いた位置からとらえた、時間が止まったかのような静止画。大方の予想を裏切って決勝トーナメントに進んだ日本代表が、初のベスト8進出を事実上逃した瞬間だ。時間を止めて初めて写し出される瞬間を表現することができるのは、やはり静止画で、動画には絶対にできないことなのではないか、この写真をみながら、こんなことを考えていました。熱狂と興奮のサッカーワールドカップですが、映像メディアではなく、静止画によって構成される写真集は、音のない、静寂のなかに切り取ってきた「瞬間」の集積です。情報量は動画の方が多いのでしょうが、しかし、一こま一こまの写真がもつ「力」は動画とはまったく違います。南アフリカで4試合を戦ったサムライ・ブルーの記録――写真だけがもつ時間を止める力を堪能してください。(2011/1/21)
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    投稿日:2011年01月21日