書籍の詳細

70年代の東北にビンボーでも笑って暮らす家族がいた!オムニバス読み切り18エピソード収録。★単行本カバー下画像収録★

まだユーザーレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか?

エデンの東北のレビュー一覧

絞込み条件
  • レビュアー絞込み
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順
  • 読者の気持ちをとっても明るくしてくれる、田舎家族4人の日常をショートコメディで描いた作品です。全編通して福島弁なのが特徴で、美人お母さんの八重子からして、「~だべ」「んだんだ」とかなり訛(なま)っています。読み始めは少し違和感があるかもしれませんが、すぐに福島弁のやわらかい口調になごむはずです。時代設定が1970年代らしく、今と比べればちょっぴり貧しくて(でも、この頃の東北地方の田舎ってこんな感じ)、小学生のさゆりと幼稚園児あきらの姉弟は、町のレストランでの食事が大きな楽しみで、初めて友だちの家で食べた「マルシンハンバーグ」の美味しさに目を白黒させます。さゆりが、新しいズックやホットパンツ等の日用品が欲しいと八重子にせがむシーンも少なくありません。飽食とは無縁の世界ですが、八重子の太陽のような明るさが、家族の毎日を楽しくしているようです。元気な姉弟は、桜が咲けば「お花見しながら食べっぺ!」と弁当を持って裏山に繰り出し、セミしぐれの中「バゲツ持ってくべ」と川遊びに出かけ、ぼたん雪が降ってくれば、「雪合戦すっぺー」と外に駆け出します。お金や物がなくても、豊かな自然に囲まれている子供たちは、毎日がイベント尽くしなのかもしれません。心があったがぐなっから、読んでみねがい?
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年05月03日