地平線でダンス (5)

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ナナの体に、ナナ本人と琴理の意識が混在する中、次第に琴理の意識が表に出る頻度が少なくなったことをきっかけに、ナナは“自分が傷害事件を起こしていない過去”へ戻ろうとたくらむ。ナナの許可が出た時にしか出てこれなくなってしまった琴理は絶望に追い込まれるが、わずかな隙をついて送っていたメッセージに竜ヶ崎が気づいて…。

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ナナの体に、ナナ本人と琴理の意識が混在する中、次第に琴理の意識が表に出る頻度が少なくなったことをきっかけに、ナナは“自分が傷害事件を起こしていない過去”へ戻ろうとたくらむ。ナナの許可が出た時にしか出てこれなくなってしまった琴理は絶望に追い込まれるが、わずかな隙をついて送っていたメッセージに竜ヶ崎が気づいて…。

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書店員のレビュー

人類が夢みる装置のひとつに、タイムマシーンがあります。柏木ハルコの『地平線でダンス』は、タイムマシーンの開発に情熱を燃やす竜ヶ崎と琴理の物語なのですが…。物語の序盤で、とんでもないことが起こってしまいます。実験中のタイムマシーンが誤作動し、琴理は時空を転移してしまうのです。再び琴理が現れたのは、3年後の世界。しかも、体は存在せずに意識だけがトリップしてしまったのですから大変。琴理自身はそこにいるのに他人からは見えない、いわば幽霊みたいなもの。琴理はさっそく「ぢゅて~む」な竜ヶ崎のアパートに行きますが、そこで、とことん落ちぶれた竜ヶ崎の姿を目にします。竜ヶ崎を再生させようとする琴理。ふたたびタイムマシーンによって、動物の姿で琴理は竜ヶ崎の前に現れますが、竜ヶ崎はカンが鈍くなってしまっていて、全く気づきません。ここでは明かしませんが、可愛らしい動物の姿で懸命に竜ヶ崎のために努力する琴理と無気力な竜ヶ崎。琴理の必死な努力が報われないもどかしさと、ハラハラさせられる展開に思わずのめりこんでしまいます。物語を読んでいると、しっかり開発すれば、ワームホールを使ったタイムマシーンって本当に出来てしまうのかも、と単純に思い込んでしまいました。もし、完成したらあなたは過去か未来、どちらに行きますか? (2011/9/20)
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