書籍の詳細

カレチとは、長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す、国鉄内部の呼称。昭和40年代後半、大阪車掌区──。乗客のために一生懸命になりすぎる新米カレチ・荻野(おぎの)の奮闘と成長を描く読み切りシリーズ。懐かしくて泣ける、昭和テツ漫画!ちばてつや賞大賞受賞作『RAILGIRL~三河の花~』と、特別描き下ろし『みどりの昭和の鉄道たんけん』も収録!!

総合評価
5.0 レビュー総数:2件
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カレチのレビュー一覧

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    財産を捨てた国鉄の光と影
    購入ではなく人のを読ませて頂きましたm(_ _)m。

    おおよそ昭和50年代の国鉄末期の現場風景を描いた作品です。
    鉄道が人の力で動いていたその実情を細かく描いてます。

    中には規律違反や痛ましい事故も描写されてるのでかなり重い作品ではあるんですが、登場人物の真摯さや責任感が活きてきます。

    しかし最終巻で国鉄は精算。登場人物も相当翻弄されます。

    交通機関というものが、それを知ることの出来る一種大河ドラマのようなものです。
    国鉄がなくなった今でもこのコミックには人の間に横たわる課題が多いです。

    読んでいて一つ困ったのは、時間軸が無遠慮に前後している辺り。

    環境と主人公の面構えあたり見ないといつの話か解らないものも。
    (おそらく一番最近の話であろうのが3か4巻辺りで出てますし)
    読み通すのに知識のあるなしで内容が大きく変わるところは少々残念です。
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    投稿日:2015年09月06日
  • 「国鉄」が分割民営化されて「JR」と呼ばれるようになって久しいです。『カレチ』(池田邦彦)は主に昭和40年代の国鉄を舞台にした漫画。東京オリンピックが開催されて10年も経たない頃、プロ野球では巨人の川上監督のもと、王貞治が現役で活躍していた時ですから、かなり隔世の感がありますね。「カレチ」とは長距離列車の乗客扱いの車掌のことで、主人公の荻野がこのカレチなんですが、乗客に対しての思いやりが強すぎるきらいがあって、レールじゃなかったルールを脱線しそうになることもあるほどの好漢です。各話読み切りの中に、荻野が関わることになる様々な人生の旅路やトラブルを解決するための荻野の熱意がふんだんに描かれていて、どんどんのめり込んでいきます。中でも私が好きな話は「臨時停車」というサブタイトル。ブレーキのトラブルのために小さな駅に臨時停車して、数時間も乗客は電車の中に閉じ込められることとなるのですが、乗客の希望を受け入れた荻野は「全責任」を持って乗客が駅の外へ出られるように手配します。そして、修理が終わっていざ出発のときを迎えても一人だけ現れないという、ヒヤヒヤする展開です。ちょっとした旅気分も味わえる鉄分豊富なコミックです。そういえば、「JR」の呼称に落ち着く前に、駅には「E電」の看板や表示が使われていましたが、定着しませんでしたね。「E電」。今だったら、どうですかね!? (2013/9/13)
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    投稿日:2013年09月13日