書籍の詳細

怪作にして真骨頂、完結。少女の最も気持ち悪い噂。「息を止めていたので平気でした」「『おなじ女』ってあたしとあのこが?」“父親からの性的虐待”。学校中に広まった噂に日波里(ひばり)は完全に居場所をなくすが、彼女に恋する同級生・相川(あいかわ)はその手をとろうとする。また一方で、日波里の闇を知った富子(とみこ)は、女としての劣等感を抱えながら恋人・完(かん)との7年の歪みに対峙する瞬間を迎えていた。男は、女は、少年は、家族は、毒の渦中にたたずむ少女に何をもたらすのか──?人の心の光と泥濘(でいねい)を深く怜悧(れいり)に切り取ったヤマシタトモコの新たなる金字塔、ここに完結!

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ひばりの朝のレビュー一覧

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  • すっきりと読める本ではないのですが、後味も悪目なのですが、私はすごい本だなぁと思いましたので紹介したいと思います。中学生2年生14歳の少女ひばり。今振り返ると一番この時期がその後の人格に影響が出やすい時だなぁと思います。彼女は年齢の割に肉感的な外見で、自分はそんなつもりない一人のまだまだ未完成な少女なのですが、どうしても周りの大人からそのような…目で見られてしまいます。お母さんの感情も今となってはわからないでもないですが、でも、そこは「母」を強く出して欲しかった…と思ってしまいます。身体と心のバランスがまだ取れない14歳だからこそ、難しいけどもっとなんというか全面的に守って欲しい!というか。ヤマシタトモコさんは彼女を囲む様々な人間の感情を本当に丁寧に意地悪く描いているなと思いました。ちょっと毒がある作品ですが、何かまた考えが見方が変わる作品の一つだと思います。
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    投稿日:2014年04月04日