書籍の詳細

気弱で恥ずかしがり屋の浪人・秋津政之助が、足踏み入れたるは裏稼業…?本当の“絆”とは何かを問う、艶色大江戸絵巻!!気弱で恥ずかしがり屋な性格が災いして、藩から暇を出されてしまった貧乏浪人・秋津政之助。用心棒の職を転々とするものの、その頼りなげな風貌から、こちらもすぐに断られるという日々を送っていた。そんなある日、街で偶然出会った遊び人風の伊達男・弥一に用心棒を依頼された政之助は、これ幸いと請け負うが…。

総合評価
4.0 レビュー総数:2件
評価内訳

さらい屋五葉のレビュー一覧

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  • ネタバレあり
    江戸の浪人ものだけど、どこか洋風
    江戸を舞台に剣の腕は立つのに気が弱い浪人を主人公に、ひょんなことから出会った裏稼業を生業とする一味と主人公の成長を描いた作品です。
    侍なども出てきてますが作者の画風もあり登場人物が目鼻立ちがはっきりした洋風な顔立ちなのでどこか新鮮でスタイリッシュな雰囲気もあります。
    侍や浪人、裏稼業など出てきますが斬り合いなどの血なまぐさいシーンははほぼ出てきません。出てきても直接的な表現は避けてぼかした描かれ方をしているのでグロさはありません。人情物語のような印象です。
    同作者の作品はACCA13区監察課を読んだことがあり、そちらにも通じる物がありますが日常の何気ないやり取りでの気持ちのすれ違い、かけ違い、様々な人の思惑が絡み合い誰が何を企んでいるのか分からなくなっていく部分の面白さがあります。反面、ラスト直前辺りの思惑が絡み合う盛り上げが大きい割にラストは意外にあっさりさっぱり終わる印象を受けました。
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    投稿日:2017年12月21日
  • 粋です!!
    なんだか、気付いたらオノナツメワールドに引き込まれていました。
    第1話から、イチさんの粋な素振りや何やらにすっかり魅了され、そのまま最後まで、暇を見つけては読みました。日々が忙しいので、一気読みはできなかったのですが、他のことをしている時も話の続きが気になり、更には、全巻読み終わった後には、軽く五葉ロスになりました。
    皆それぞれの事情を抱えつつも、五葉という賊に関わっていくのですが、登場人物が皆愛おしく、ただかっこいいだけじゃない、みっともないところも、全てひっくるめて、皆とても味があります。6巻で、ついにイチの素性が明かされるのですが、その場面が特に好きで、何度も何度も繰り返し読みました。最後まで読んだ後に、また反芻するように最初から読み直したのですが、いたるところに伏線が張ってありました。細かい表情のひとつひとつまで、事情をわかって読むと納得する事ばかりでした。
    また、作品中の「ご隠居」は、オノナツメ先生の『ふたがしら』の主人公(ご隠居の若い頃〜の話)でもあるので、そちらを読むのも今から楽しみです。実は1巻が無料だった時に『ふたがしら』の方を先に読んでいたので、あれ?あれれ?この方は?となりました。でも作品が描かれたのは、こちら『五葉』の方が先で、『五葉』の連載が終わった翌年に、『ふたがしら』の連載が始まったみたいです。
    とにかくおすすめです。読み終わった後の爽快感も素晴らしいです。最後の数冊は涙なしには読めません!!そして、ぶっちゃけ、私は弥一殿に惚れちまったんだと思います。
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    投稿日:2017年12月16日