書籍の詳細

訓練所を卒業し、新しい飼い主・隆夫の下で本格的に盲導犬としてのスタートを切ったプロメテウス。校内マラソン大会に参加を望む隆夫はプロメテウスに一緒に走る訓練を行う。そして何とか参加が叶ったマラソン大会。走行中、子供とぶつかり転倒したプロメテウスは足に大怪我をしてしまう。それでも走り続けるプロメテウス。ひたすら飼い主のために。

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盲導犬プロメテウスのレビュー一覧

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  • 最近、小型犬と散歩する人をよく目にしますが、犬ブームなのでしょうか。犬と人との付き合いの歴史は永いですからね。愛玩犬、番犬、猟犬、闘犬、警察犬、軍用犬…犬は、人間社会と深い関わりを持ちますが、盲導犬ほど人と密着して人のために生きる犬はいないのではないのでしょうか。なにしろ、主人の代わりの目の役割をするのですから、神経の使い方も半端ではないことが、容易に想像できます。通常の犬に比べて、寿命も短いのだそうです。敬意に値する存在です。『盲導犬プロメテウス』は、子犬が盲導犬として訓練されて、目の不自由な飼い主と一緒に生活するまでの過程を描いた作品です。その素質を持った犬として選ばれてから、毎日厳しい訓練を受け、走ったり吠えたりするという犬本来の行動を抑制され、さらに弱点を克服するために過酷なまでに鍛えられる場面も描かれています。犬の名前はプロメテウス。「初めて人間に火を与えたギリシャの神の名前」だそうですが、冷たい暗闇の中に光とぬくもりを与えるために、必死に生きる姿は感動を覚えるはずです。そして、この本を読んで知ったのですが、盲導犬は主人を支えるための存在ではなくて、絆で深く結び合ったパートナーであるということです。盲導犬は寿命が短いと書きましたが、この本の最後にはそれに対する答えが記されていました。あなたも、きっと心を動かされることでしょう。
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    投稿日:2011年06月28日