書籍の詳細

「ともだちが、ほしい!!」………家庭の事情で高校にも進学せず、大阪・淀川べりの小さなあげ工場で働く瀬川かよ、16歳。大人たちに囲まれ、黙々と仕事するかよの職場にある日、那子という美少女がパートタイマーとして働くことになり…?ひとりぼっちのかよの小さな願い……同世代の親友を作ることはかなうのか?思春期の少女たちが抱える痛みと、喜び。一生に一度、かけがえのない16歳の青春が今、始まる!!

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淀川ベルトコンベア・ガールのレビュー一覧

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  • 油揚げって不思議な食べ物だと思いませんか。豆腐を薄く切って油でからっと揚げると、あんなスポンジみたいな感じになるんですよ。ほんと不思議です。スーパーに行くと意外に種類があるんだなあと思います。いくつか食べ比べてみたことがあるんですが、基本的に味はあまり変わらないのかなという印象です。厚さとか大きさとかですかね。もともと味が付いていない食品って、他の商品と差異を出すのはなかなか難しいですよね。つまるところ私が申し上げたいことは、油揚げはおいしいということです。今回ご紹介する『淀川ベルトコンベア・ガール』は油揚げ工場に勤める女の子が主人公です。というわけで前置きが長くなってしまったわけなんですが。読んでいて胸が詰まるような、例えるならおいなりさんをのどに詰まらせてしまったような切なさと、のどに詰まったおいなりさんをアガリで流し込んだ後のようなほっこり感と、お会計を済ませた後のような透明感のある物語です。読んでいて、友達のこととか、昔の自分のこととか、恋愛とか孤独とかいろいろなことを考えさせられます。そしてお豆腐屋さんの前を通るたびに、この本のことを少し思い出します。
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    投稿日:2014年03月04日