書籍の詳細

櫛森秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との3人暮らし。その平和な家庭に、母が10年前に別れた男、曾根が現れた。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとする。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意した。自らの手で曾根を葬り去ることを……。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

総合評価
5.0 レビュー総数:1件
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青の炎のレビュー一覧

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    倒叙ものジャンルとして、日本のミステリー史に燦然と輝く名作です。
    自分が初めて手に取った日から長い年月が経過していますが、今でも折にふれて読み返してしまいます。
    完全犯罪を狙ったトリックと、なぜそれが暴かれたかという倒叙もの特有の醍醐味も素晴らしいですが、主人公が高校2年であることから生じる葛藤、哀切、苦悩が実に精緻に描写されています。
    特に最終章は毎回毎回、涙なしには読むことができません。
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    投稿日:2017年03月03日