書籍の詳細

荒木猛志は警視庁・西南署の刑事。ある日、親友のSP・飯田が、要人の盾となり死ぬのを目撃する。飯田が遺した手紙には、知らぬ人間のために命を懸けることの意義に悩んだ彼の姿があった。その答えを求め、荒木はSPになる決意を固めるが…。要人を守るため、銃弾に身をさらす男たちの生き様を描いた意欲作!!

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SPセキュリティポリスのレビュー一覧

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  • タイトルに使われているSPという職務は、最近ドラマや映画化もされているので、ご存知の方も多いかと思います。SPはセキュリティポリスの略称で、要人を警護する警察官ですね。警視庁から選ばれるエリート警察官ですが、職務の重さに反比例して、“世界で一番、軽い命”と皮肉られる言葉があるくらい、自分の生命を危険にさらさなければならない大変な仕事です。SPを題材にしたマンガというと、派手なアクションやヒロイックなシーンを連想しがちですが、この『SPセキュリティポリス』(国友やすゆき)には、SPという職務そのものに対しての覚悟のあり方にスポットを当てています。主人公の荒木はかつての同僚だったSP飯田の死をきっかけとして、「死ぬ覚悟のできている者に、何が見えているのか」が知りたくてSPに従事します。「死ぬ覚悟」と簡単に口にすることはできるかもしれませんが、その意味は大きいです。しかも、警護する対象が尊敬すべき人物だったらまだしも、いろんな政治家が警護の対象となるのですから…。作中に「警護対象者を好きにならなければ、守れない」という言葉が出てきますが、自分の命と引き換えに守る覚悟なのですから、そう思うのも当然です。荒木は答えを追い求めているうちに、上司が口にする「葉隠」(はがくれ)に接します。胸を打つシーンです。このマンガを読んで、SPこそが現代の侍なのかもしれない、そう思わされました。(2011/11/22)
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    投稿日:2011年11月22日