書籍の詳細

天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって…。新味、ビター&ミステリアス・学園コメディ!

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
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文学少女のレビュー一覧

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  • くっつきそうでくっつかないもどかしさがたまらない
    軽い恋愛小説のようなよくあるボーイミーツガールのような、、、
    と買う前は思ってました。しかし、確かにそういう要素は所々に見られますが中身はもっと重厚でした。
    なんていうのかな、男女のすれ違いや葛藤、はたまた友情や人間関係の難しさが織り込まれたお話です。
    でも重すぎることもなく、皆さんも経験がありそうな思春期特有の葛藤なんかを
    様々な角度で描かれているようなイメージというところでしょうか。

    そんな重いお話かと思いきや、それ以外の場面では笑えるところもたくさんあります。
    特に遠子先輩と心葉の絡みは読んでいて痛快でした。
    くっつきそうでくっつかないもどかしい関係だけれど、
    お互い心の奥では信頼し合っている二人の関係がイライラしつつも
    ホッコリと見てられるんですね。こういうの、なんかイイな。

    一番の見所は後半部にある遠子先輩が心葉を慰めつつ問いかける言葉。
    この一連の場面を読み終えたあとなんだかすごく心暖まる気持ちになりました。
    舞台のシーンのクライマックスといい見所満載ですね。琴吹さんは次回に期待してます。
    なんだか最終的にはくっつかない関係に思えて仕方がないですが・・・
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年04月20日