書籍の詳細

原爆が、被爆者の体と心にどれだけ深い傷を残しているか、そしてその罪と責任を負うべき者への怒りを、鮮烈なタッチで描いた作者の処女作、原爆の悲惨と被爆者の苦悩を痛烈に訴えた“黒い雨にうたれて”の他、原爆の悲惨と被爆者の苦悩を痛烈に訴えた“黒の告発シリーズ”8編を収録した作者の初期記念碑的作品集。「黒い雨にうたれて」「黒い糸」「黒い沈黙の果てに」「黒い蠅の叫びに」「黒い川の流れに」「黒い鳩の群れに」「われら永遠に」「黒い土の叫びに」収録。

総合評価
4.0 レビュー総数:1件
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黒い雨にうたれてのレビュー一覧

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  • 匿名希望
    平成世代には解らないだろうが
    はだしのゲンの作者による記念碑的な作品群のオムニバスです。
    ただ満額評価をしなかったのは、たぶん平成世代にはお伽噺にしか映らないだろうなと。

    基本的にはハッピーエンドも用意されてるゲンとは違って殆どが救い所のないダークです。
    あっけなく人が死んだり、そこまで追い詰められるか?と言った描写だらけです。

    ですが、ほぼ(話の上ではフィクションですが)真実です。
    と言うか、被爆者の生活はあんなものじゃ無かったと聞き及んでいます。
    それを漫画週刊誌という媒体で解りやすく描写したのがこの短編集です。

    「アニメじゃない!」って歌で触れ込んだのが昔ありましたが、こっちは逆の意味で漫画に表現を差し押さえた「現実じゃない」です。
    キャラこそずいぶんな抑揚を設けていますが、そう言う人が当たり前に居た時代の話です。

    内容は相当ヘビーですが、この漫画は理解者が居ただけでも救いがあったほど、現実はもっと救いようのないモノだったと想像してください。
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    投稿日:2015年09月27日