書籍の詳細

イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。

総合評価
5.0 レビュー総数:3件
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王様の仕立て屋~サルト・フィニート~のレビュー一覧

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  • スーツ系職人漫画
    「服」全般というよりは話の舞台であるイタリアのスーツをメイン+小物を中心に取り扱った作品。
    基本的な話の流れは「服に悩みを抱えたお客様→主人公の絶技で解決+読者向け講釈」です。
    主人公成長系ではなく(圧倒的ではないけども)最初から主人公強い系なので、職人を目指して頑張る青年物語ではありません。
    ただ、服についての講釈部分(≒うんちく)が自分では余り気にしなかった服に関してのことなので興味深く、またサブキャラの面白さが言動含めて目立ち、軽いコメディにもなっててほっくり。
    厳格なスーツ漫画というよりもイタリアの陽気なおはなし、という感じの良作です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年08月19日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    なんてマニアックなところをつくんだろうか…最初はそう思っていました。
    当時十代の私は、スーツなぞいつか嫌々着るものだと思っていたのに
    この漫画を見た後にはこんなスーツならいつか着てみたい…そう思わせてくれました。
    ただ、日本では少々派手すぎないかとも思いますが(笑)
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月17日
  • 普段から、多浪生と見間違えられるほどしょぼくれた格好をしていても、特にとがめられないのが、この出版界隈のよいところ。梅雨や真夏のスーツの苦しみを味合わずに済んでいます。ただ、スーツ姿の同級生と出会うとあまりの見栄えの違いに居心地が悪さを感じてしまう30代。彼らにはもう、嫁も子どももいるのですよ!
     そんなサラリーマンの戦闘服・スーツをテーマにした漫画が『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』です。ナポリ伝説の職人で“ミケランジェロ”とも称された故マリオ・サントリヨ唯一の弟子・織部悠が、様々なトラブルを抱えた依頼人の悩みを、その卓越した腕で解決しいくオムニバス作品。いうなれば、仕立て職人版の『美味しんぼ』といったところ。仕立ての知識はもちろん、時計や靴といった服飾の知識、同じヨーロッパ圏ということで一緒くたにしがちな、イタリア、フランス、イギリスのスーツに対する考え方の違い、さらにはヨーロッパ文化と日本文化の差異にまで話は広がり、知識欲を多いに満足させてくれます。スーツが話の柱と聞いて、正直、長い連載にならないと思っていました。ネタがすぐに無くなってしまうだろうと思っていたからです。それが『王様の仕立て屋』は、今連載中のシリーズ『王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~』と合わせるとすでに35冊以上にもなる長期連載になっているのです。
     それはもちろん、仕立てというジャンルの奥深さがそうさせるのでしょうが、魅力的なキャラクターに依るところ部分も多いと思います。ちょっと老成してる悠の周りには、変わったキャラクターが数多くいます。中でも女社長ユーリア率いるカジュアルブランド・ジラソーレ社はどこを見ても(一癖ある)美女ばかり。往々にして彼女らに流されて巻き込まれてゆく悠に若干の嫉妬を感じます。名言や歌を用いた細かなネタに、細かに挿入されるギャグがリズム感を生んで、長いウンチク部分も冗長にならずあれよあれよと読み進められる、稀有な作品だと思います。
     この漫画のお陰でコーデュロイやビキューナ(超高級素材。Amazonで調べたら掛け布団が800万円を超えていた!)、とこれまでの生活では全く知る由もなかったスーツの世界を垣間見ることができました。ただ、それを実践するのには気が遠くなるほどの金額が必要なのです…。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年11月01日