書籍の詳細

在日中国人の犯罪は計画的で巧妙、凶悪だ。まず狙うのは、出稼ぎホステスやオーバーステイの中国人といった、警察に駆け込めないワケありの身内。その標的を食いつぶした今、ターゲットは手近で無防備な日本人に。人身売買、ピッキング窃盗、パスポートやクレジットカードの偽造…帰国した残留孤児が、実は日本人ではなかったという驚くべき「偽家族」の実態や、それに絡む蛇頭のビジネスの手口も暴く。長期潜入取材を敢行して犯罪の裏側を暴きだした、戦慄のリポート!

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  • 著者は北京大学留学経験をもつジャーナリスト。週刊ポストや週刊文春などを執筆の場として活躍している。週刊文春の連載に大幅な加筆修正をして出版されたのが本書。いうまでもなくノンフィクションだが、読み進めていくと本当に「ノンフィクション」なのか、フィクションではないのかと思ってしまいそうな展開だ。「国境に開けられる『穴』」という見出しの章はその一例。1987年124人、88年219人だったアジアからの難民、ボートピープルの数が、1989年になると3498人にまで急増したという。中国で天安門事件が起きた年だ。これは言ってみれば氷山の一角で、日本への密航ルートは多く、監視の目も行き届かないのが現実だという。日本社会の予定調和的な「平和な生活」もその足下では日中黒社会が根をはり予定調和的な劇場のルールとはまったく異なるルールに脅かされ始めているという。すぐそこにある危機の実態をかいま見せてくれる、見逃せない作品だ。(2009/10/30)
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    投稿日:2009年10月30日