書籍の詳細

親友の裏切りで、異国の空軍傭兵部隊にほうり込まれた風間真(かざま・しん)。そこは作戦地区名エリア88、血と硝煙の匂いが立ちこめる、翼の生えた狼たちの戦場だ。戦闘機パイロットとして3年の契約期間を生き延びるか、それとも150万ドルの違約金を支払うか、この二つ以外に真に生きる道はない。金で命を購う傭兵稼業、報奨金目当てに今日も敵機に照準を合わせる。

総合評価
4.0 レビュー総数:4件
評価内訳

エリア88のレビュー一覧

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  • 細部細やかな新谷作品・・・・その実大雑把!
    先日アニメを観る機会があって今レビュー(^_^;)。
    結論から言うと凄い作品です。
    色んな意味で(-_-;)。
    序盤はそりゃ戦闘機乗りの男が織りなす濃密なドラマが展開されて、その繋がりは終盤まで持続されます。
    が、
    展開は中東の王家戦争に名を借りたほとんど「宇宙戦艦ヤマ○」です(-_-;)。
    先述にハイテクが絡んできて死の商人が参入して、
    ・・・・・・ネタバレになるので言えませんが「なんぢゃこらぁ」な組織や兵器がどんどこ出てきて殆ど中東関係なくなって仕舞いには原子力空母と戦略爆撃機の対峙すら。
    「当初の戦場ドラマどこいった(゚Д゚)?」
    ってツッコミ入れずには居られない飛躍ようです。
    それでも読んでいけるのは新谷節満載な個性派キャラの巧妙な絡みでしょう。
    この方の作品、序盤はコレでイケそうだと読んでいっても雑誌側の要望か、キャラの振幅が不要にコメディーになったり展開がすっ飛んだりと、渋い話が台無しになることがままあるのが残念です。
    (最初からぶっ飛んだ作品は自然に面白いです)
    ただ、だから面白いんですけれどね(^_^;)。
    ~なお、冒頭でアニメ観たと言いましたが、この作品はその外連味を一切削った秀作だったので、却って原作が不自然に思えてしまいました(-_-;)。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年10月14日
  • 匿名希望
    はじめてハマった漫画
    子供の頃、リアルな空中戦描写に夢中になりました。毎週、ワクワクしながら次号が発売されるのを楽しみにしていました。
    多くの仲間が・・・、結末だけは、納得がいきませんでしたが。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月23日
  •  アスランと言えば、『機動戦士ガンダムSEED』とか『ナルニア国物語』ではなく、当然『エリア88』が出てくる33歳です。『エリア88』に登場するアスランは、中東にあるとされる架空の国の名前。アスランを舞台に空を飛び戦うことしか許されない男たちの生き様はいまだにオッサンたちの心を熱くするのです。
     主人公・風間真は日本人。アスラン王国に雇われた戦闘機パイロットとして、空軍基地エリア88に駐留しています。もともとは大和航空の旅客機パイロットとして将来を嘱望されていたのですが、親友の神崎悟の姦計により、大和航空令嬢で恋人の涼子を置いたまま外人部隊に入隊することになります。
     シンとアスラン王国との契約は3年間。3年間生き残り、契約を満了するか、違約金150万ドル(当時のレートで日本円3億円)を支払わなければエリア88からは脱出できません。シンはかつての親友・神崎への復讐と愛する涼子のため、この地獄を生き抜く覚悟を決めます。
     エリア88にはシン以外にも、、脛に傷持つ男たちが多く集まっています。シンの盟友・ミッキーはベトナム戦争時にアメリカ海軍のパロットとして活躍しましたが、復員後の平和な日常に馴染めずエリア88に来てしまいました。対地攻撃を得意とするグレッグはソビエト連邦からの亡命者の運び屋をしていましたが、ある事件がきっかけでエリア88に流れ着いてきました。歴戦のパイロットそれぞれに事情があります。
     『エリア88』の面白い所は、やはり彼らが正規軍人ではなく傭兵であるところです。彼らは国や軍を守るためではなく、ただ自分のために戦います。罰金を払うことで、ある程度の任務の選択もできますし装備の選択も自腹で自由。生き残るために装備を整えれば違約金まで遠くなりますが、怠ればすなわち死…。自身の能力・装備と、任務の難易度を天秤にかけるのです。
      物語は、エリア88の個別の作戦から、やがて世界を支配する軍産複合体・プロジェクト4の陰謀まで広がります。傭兵個人の想いを描きながらも大きな大きな物語が展開し、綺麗に完結するという、稀有な名作なのです。
     また、忘れてはいけないのが、松本零士作品とも通じる“漢ポエム”があります。「頭上をかすめる排気音…青く輝く誘導灯…地獄を照らす着陸灯…その日、悪魔は“生きろ!”といった…」ハードな物語を彩る、青臭さを超越した名言の数々は、日々、板挟みにあえぐサラリーマンにも意外と通じている気がします。苦しいときに、『エリア88』の名言を思い出して踏ん張っている僕は、色んな意味でどうかしているような気がします。
    • 参考になった 12
    投稿日:2015年09月11日
  • 2010年、もっとも印象的だった作品です。「これは売れる!」と発売前から誰もがそう思っていましたが、ふたをあけてみると、当初の予想のさらに上をいく人気ぶりで、チーム全員が興奮しました! 「エリア88」以外にも、新谷かおる作品は絶好調の売れ行き。作者の根強い人気を見せつけられました!
    • 参考になった 4
    投稿日:2010年12月21日